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ゲームとことば#11「きっとなにかのやくにたつから…」

本日2023年7月15日はファミコン40周年とのことで、私が一番好きなファミコンソフトからこの言葉を取り上げる。
「スーパーマリオブラザーズ3」マップ上のキノコハウスで、キノピオはマリオの目の前に3つの宝箱を置き、こう伝える。

「すきなはこ ひとつだけあげる。 きっとなにかの やくにたつから…」

「きっとなにかのやくにたつ」、そう言われた貧乏性の私は、毎度アイテム欄をパンパンにしたままクッパを倒してしまう。
パタパタの羽やハンマースーツはもったいなくて使えないし、カエルスーツはイマイチ使いどころが分からない。
キノコやスターでさえ、「今じゃない」と使うタイミングを見失う。
実生活でもそうだが、あまりものを捨てられない私はよくゴミをため込む。
子どもの頃なんか特にひどく、机の引き出しにはよくわからないネジやビー玉が転がっていた。

「やくにたつから…」

キノピオは言葉の最後を三点リーダーで締めている。
言いたいことがあるならハッキリ言ってくれ。
お前は何を言い澱んでいるのだ。

「ポッケパンパンマリオ」に向けた嘲笑か、憐憫か、それとも別の感情か。

ポッケパンパンマリオ


ファミコン40周年おめでとう、ありがとう。

楽しかった思い出は、きっとなにかのやくにたつ。


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