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ペガッサ市

ウルトラセブン第6話『ダーク・ゾーン』は、最後のダンとアンヌの和やかな雰囲気はどうかと思うが、それ以外は面白い話だ。

まず、アンヌの部屋に黒いもやもや(ダークゾーン)が現れる。
気味悪がったアンヌはダンを呼ぶと、もやもやの正体は宇宙人で、ダンたちに話しかけてくる。コーラも瓶ごと飲むし、なんだか仲良くなるもやもやとダン&アンヌ。

そんな折、宇宙に浮かぶペガッサ市が、軌道制御装置の故障で地球に突っ込みそうだという情報が入る。どうしようかともやもやの宇宙人に相談すると、地球の軌道を変えればいいと言う、しかし当然ながら地球にそんな技術はない。
ダンたちウルトラ警備隊はペガッサ市に、「悪いけど地球にしばらく住んでいいからペガッサ市を捨てて脱出してくれ。申し訳ないけどペガッサ市は破壊するから」と呼びかける。
無反応。
しゃーない、破壊するか。で地球に戻ってくるダンたちウルトラ警備隊。

地球が軌道を変えられないのなら、爆弾で地球を破壊するまで!ともやもやが正体を現すと、そいつはやはりペガッサ星人だった。
ダンが、すまんペガッサ市は破壊したよと告げる。
セブンVSペガッサ星人。ペガッサ星人はアイスラッガーが当たって撤退。
爆弾も処理したし、ひとまず地球は無事だ。

ダン&アンヌ「暗闇のどこかにペガッサ星人がいるかもしれないね。HAHAHA!」

みたいな内容だ。
ペガッサ市を破壊するのは仕方ないとしても、HAHAHAはないんじゃないかなと思ったりなんかします。
まあ、仕方なかったんだ…みたいに暗くなる話ばかりもワンパターンではあるが。

ところで「ペガッサ市」っていいよね。
ペガッサ帝国とかペガッサシティとかじゃだめだ。日本語で"市"って書くのだ。地球人の手によって破壊してしまったけど、かつて宇宙にはペガッサ市が浮いていた。ベーコンが入っている小さいパン(*注)みたいな形をしたペガッサ市が。

*ベーコンが入っている小さいパンは「エピ」というらしい。エピとはフランス語で麦の穂という意味だそうです。

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