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『ウルトラ怪獣モンスターファーム』はやっつけコラボじゃない!~ちょっとだけプレイ感想~

バンダイナムコエンターテインメント
2022年10月20日発売
Nintendo Switch

概要:ウルトラシリーズの人気怪獣とコーエーテクモの『モンスターファーム』が夢の競演!
初代~2のモンスターファームのシステムをベースに、半世紀以上の歴史を持つ『ウルトラマン』シリーズの怪獣たち200種類以上が登場。怪獣の育成や、合成を駆使し大会を勝ち抜き、「名人」ブリーダーを目指す。
モンスターファーム過去作のキャラクターなども登場し、両作品のファンにとって、うれしい要素が盛りだくさんのモンスター育成シミュレーションゲーム。

感想:(プレイ時間5時間)

過去作ファンはお気づきですね。助手のホリィさんです。


昭和ウルトラシリーズと初代モンスターファームが好きなおっさんです。トンカツとカレーは両方好きなので、カツカレーは大好きです。でも、マグロの刺身とロイズの生チョコも好きですが、生チョコマグロ丼は食べたくありません。
結論から言うと本作はカツカレーのパターンだった。

『モンスターファーム』は初代PSの1と2をやってて、特に1は長時間ハマり、モンスターの寿命を延ばす黄金モモを探してきては、ハムやナーガなどの好きな種族のパラメータをせっせと伸ばしていた。3以降は手を付けてなかったので、かなり久しぶりのブリーダー生活となる。
本作は育成対象が、バルタン星人やレッドキングなどウルトラシリーズに出てきた宇宙人や怪獣だ。さらに合成によりゼットンゴモラなど「とりあえずくっつけた!」という潔いオリジナル怪獣も育成できる。

まずは簡単なゲームの導入の後、怪獣を手に入れるところから。ちなみに助手に初代モンスターファームでおなじみのホリィさんが!
懐かしい。初代では数百年、若さを保ったままおつきあいくださった。

レッドキングとテレスドンを足してますね、そのままですね。

初代は音楽CDやゲームなどをプレイステーションにセットして、モンスターを再生してたが、本作は好きな曲名やアーティストを検索する「楽曲再生」や交通系ICカードや社員証などをswitchにかざす「NFC再生」など、おじさんの想像の域を超えたハイテク仕様で怪獣を手に入れる。
ためしに楽曲再生にて、ゆずの『いつか』を検索。少しずつ町の風も冷たくなってきましたからね。

記念すべき最初の怪獣はレッドキングテレスドン。
レッドキングとテレスドン、どちらも初代ウルトラマンに2回ずつ出現した怪獣だね。フォルムは完全にテレスドンだけど、カラーリングは確かにレッドキング。モンスターファームがそうだったけど、ベースとなる種族の怪獣がいて、それにほかの怪獣を足したパターンが存在するようだ。

怪獣を手に入れたら早速育成。育成は週単位で何を行うか選択する。
基本的にはトレーニングで「ちから」や「命中」などのパラメータを上げ、ときに休養をして怪獣を休ませる。
怪獣が強くなってきたら大会に出場してみよう。大会は公式戦とその他の大会が適宜開催されており、優勝すると賞金やアイテムがもらえる。
年数回開催される公式戦に優勝すると、怪獣のランクがE→D→C…と上がっていき、さらに強い怪獣たちと戦えるという感じ。

試合中は左右に動き、セットされた技を繰り出す

試合が始まるとLRボタンで左右に動き、あらかじめセットされた技を出して相手を攻撃。画面中央下のGUTSが技のポイントみたいなもので、時間経過でポイントが回復していく。相手との距離で技をセットした枠にカーソルが動き、使いたいタイミングでAボタン。左上のポイント=GUTSを消費する。技にはそれぞれHIT率があり、命中するかどうかの判定に使用される。威力が高いけど当たりにくい、逆に当たりやすいがダメージはイマイチ、みたいな感じ。

大会優勝で賞金やアイテムゲット

大会に勝つと賞金がもらえ、アイテム購入やらの育成資金に充てよう。
写真の賞品「かけら」は怪獣の合成で使用するもので、合成結果に影響されるというもの。

アーティスト検索で好きな曲を選べる。好きな曲と言われても多すぎてな。

怪獣再生に話を戻すと、上の写真は楽曲再生の様子で、いきなりすべての曲を選べるわけではない。
というのも、怪獣には最初から育成できるものと、イベントやアイテムの入手など、特定の条件をクリアしてからでないと育成できないものとがある。
つまり再生できない曲(カギマークの付いた曲)は、まだ解禁条件を満たしていない怪獣が生まれる曲である、ということで、後のお楽しみとなるわけだ。

育成→合成でさらに強い怪獣

一度も合成をしていない怪獣ではどんなにパラメータを伸ばしても、通用するのはせいぜいBランクぐらいまでだと思う。(年数がたつと引退しないといけない)
育てた怪獣を合成し、パラメータの底上げをして、さらに上のランクを目指す、というのがモンスターファームの進め方。本作もそうでしょうね。

この足は!?

ちなみに怪獣だけでなく、ウルトラマンたちもちょこちょこ出てくる。
今のところウルトラマンとウルトラマンゼロが出てきた。イベントで育成中の怪獣が暴れだしファームをこうげきしだしたため、ウルトラマンが駆け付け、お灸をすえられた。
今後もイベントで他の兄弟たちが出てくるのか、楽しみ。

とりあえず5時間だけプレイしてみたが、思った以上にウルトラ怪獣とモンスターファームは相性がいい。というのも、ウルトラ怪獣って、いい意味で雑に扱っても許されるところがあると思う。
冷静に考えたら「ケーキとか食べねえだろ」とか「おとなしくトレーニングに励むわけねえだろ」とか思うけど、ベムスターが怒られてしょげていても違和感なく受け止められる感じはする。
エレキングが思い出したように電気発したり、レッドキングがただのしのし歩いているのを見てるだけで楽しい。
一体ずつ丁寧に育成していく感じが煩雑にならず良くて、飽きたらいったん預けてほかの怪獣を育ててみてもいい。

『ウルトラマン』と『モンスターファーム』、どちらも好きなら絶対買いで、片方だけでも刺さるならやってみてもいいかも。

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