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早期離職【キャリコンサロン編集部】

毎週決まったお題に沿って何かしらを書くというキャリコンサロン編集部の活動。

さて、今週のお題は、「早期離職」です。

タイムリーな話題と言っては怒られるかも知れないですが、新卒者が4月に入社してようやく会社にも慣れてくるこの時期、退職代行サービスが大賑わいとの記事を先日見ました。

そうでなくても、以前から言われていることですが、新卒者の3割が3年以内に辞めるというのは、決して単なるジンクスではなく、企業規模に関わらず事実のようです。

ということで、今日はこの現実的なお題について、私が日常の相談業務を通じて感じていることを書いてみようかと思います。


今の私の主な仕事は、仕事やキャリアでお悩みの方の相談に乗ることです。

学生さんから中高年の方まで来られるのですが、一番多いのは転職をお考えの社会人の方。

そういう方の職務経歴を見させていただくわけですが、新卒での就職活動をちゃんとやらなかった、もしくは良くわかっていなかったために良くない企業を選んでしまったという理由で、最初の就職先を早期退職された方が多いです。

そういう方は、自分が本当は何をやりたかったのか、何故会社選びを失敗してしまったのかの分析も不十分なまま、次の転職先を探しますので、同じような失敗を繰り返す、つまりその後も迷走したキャリアを繰り返してしまうということが多いのです。

中には、転職回数は多いものの、一貫した軸をお持ちで決して転職癖で転職を繰り返したわけではないのに、自分でそれに気づいていない人もいました。

そうした方々を多く見てきて私が思うのは、転職が早い、遅いとか、多い、少ないとかは、決して問題の本質ではないということです。

昔は、「石の上にも三年」ということで、「3年は我慢しろ」と良く言われたものですが、私は決してそうは思いません。

明らかにダメな会社はすぐわかるものですし、自分に合っていないことがわかり、耐えるだけの日々を積み重ねることは決して良いことではありません。

気づいたらできるだけ早く行動を起こす。
これは、転職に限らず、人生全般において大事なことだと思います。
チャンスを逃さないために。

ただ、転職については、その決断をする前に、
「ちょっとだけ落ち着け」
と私は言いたいと思います。

決して3年待てと言うつもりはありません。

ただ、なんとなくモヤモヤする。なんとなく耐えられない。そういう状況になったとき、まずはちょっと落ち着いて、

「このモヤモヤは何だろう? 自分は何にモヤモヤしているんだろう?」

「私はいったい何を我慢しているのだろう? 何が耐えられないのだろう?」

その原因を明確に言語化してみて欲しいのです。

何となくで会社を辞めたら、また軸のないままに次の就職をしてしまって、失敗を繰り返す可能性が高いです。

自分は何を求めていたのか?

自分が耐えられないのはいったい何に対してなのか?

自分は本当は何をしたいのか?

まずは、落ち着いてじっくりと考えてみて欲しいのです。

一人で考えることが難しければ、ぜひ私のようなキャリアコンサルタントを使っていただければと思います。

慌ててまた同じ失敗を繰り返さないために。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

私が参加させていただいているキャリコンサロンはこちらです。

https://career-salon.jp/


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