新米*英語専科の実践録スタート編
思えば、子ども英会話教室で講師をしたり、幼児~小学生向けの英会話サークルを6年強運営しながら、教育現場で小学校英語を教えたくなって取得した教員免許。
となると、外国語科の授業開きをした今日は私にとって初めて記念日。
コロナ禍による休校のおかげ(?)で教科書や指導書を読み込んだり、ALTの先生と作戦を練ったりする時間はありましたが、
実際に教える相手である子どもたちとの授業は、本日が初めて。
授業開きである今回は、Today's Goal(今日のめあて)を「オリエンテーション:じゅぎょうの流れを知ろう」と設定して、
〇英語の授業でフル活用して欲しい4つの感覚(four senses)について伝えました。
・ears for listening.(聞くこと)
・mouth for speaking.(話すこと)
・eyes for focusing.
(読むこと※小学校 外国語科においては課されていませんが、英文に慣れ親しんだり、教科書や板書に限らず、コミュニケーションする相手の表情を読んだりなどの意味も込めています)
・hands for writing.(書くこと)
★こちらの実践は、千葉大学の物井先生の元で小学校英語を履修した際、フィリピンから勉強しに来ていらした先生が模擬授業で見せて下さった流れを参考にしました。
〇毎授業のOpening Routine(=warming up)について説明・練習しました。
♪Sing Along.♪
・Do you have your textbooks? / Yes, we do.
・Do you have your Picture Dictionaries? / Yes, we do.
・Do you have your English Files(workbooks)? / Yes, we do.
・Date(What date is it today?)/Day(What day is it?)etc
・Today's Small Talk
★こちらの実践は、教育実習をした私立T小学校の中学年の実践を参考に取り入れています。
専科授業では特に、学びの充実のため、毎授業の流れをいかに年度始めに仕込むかがひとつの鍵と感じています。
もちろん、1回や2回の授業でスムーズな流れの完成を望むのは早計。スモール・ステップス、積み重ねることが重要(たぶん)。
この2つの流れであっという間に15分強かかります。
初回の授業においては、新しい先生に興味津々な子どもたちも多く、聞いていられる子が多かったように感じました。
長~いひととおりの流れを説明し終えた後は、メインの活動。
5年生では"How do you spell your name?"(教科書NHE5 Unit1よりEnjoy Communication Step1の内容)
6年生では"What do you like?"
ひとりひとりにたずねて周り、全員、いっしょうけんめい発話しました◎
ここで小学校英語の課題も浮き彫りになりました。
5年生:アルファベットを認識して、自分の名前をつづりを言うことは出来るが、
英語らしいテンポや表現力(ゆっくりはっきり、クリアに発音して相手に伝える意)を駆使できる子どもは極々一部。
ヘボン式ローマ字表記の指導※5年生はこれから、6年生も同様に定着をめざす
6年生:昨年まで学習し、積み重ねた知識という土台はあるものの、
I like ...ing.と、動詞を進行形に変えて使う構文とI can ....と動詞をそのまま使う構文の混同が見られる。
(小学生に文法用語を使った解説はしないので、年間を通して繰り返しインプットしていく他ない)
4線を正しく使って、相手に自分の意図を正しく伝えるために、英語のルールに沿って英文を書く
(名前はイニシャルのみ大文字、他は小文字で書くところから)
今はまだ、作戦を練る時間があるはず。
こうして書き留めることも教材研究のひとつかなと考えて。
力尽きました。おやすみなさい。
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