アドラー心理学入門 読メモ②

第三章 横の関係と健康なパーソナリティ

■言葉による問題解決
アドラーは力によるのではなく言葉を使って問題を解決することが重要である
親が子どもを叩いたりすると子どもは何を学ぶか。問題を解決するためには力によるしかないことを学ぶのです
言葉によって問題解決を図らないことの背景には、相手を自分より劣ったものと見なしていて、話してもわからないだろうという思いこみがえる

■競争と縦関係
アドラー心理学では、縦の人間関係は精神的な健康を損なうもっとも大きな要因
縦関係の場合は、必然的に人は競争する
競争の場合は、勝つ人がいるということは同時に負ける人もいるわけで、全体として見ればプラスマイナスゼロ

実際には横の関係に立つとうことは言葉では理解できるかもしれませんが、困難なことです

横の関係でいられるとすれば自分をよく見せようという努力をしなくていいことなる
今あるがままの自分。あるがままの私を好きにならずに幸福になることはできない

■どの条件も欠くことができない
自己受容 他社信頼 他社貢献
「私は能力がある」
能力は自分のためだけの能力ではなく人に役立つ能力でなければならない

■他の人のことが考えられるということ

人が根本的に理想として持っているのは「所属」しているということ、共同体に受け入れられているということであるとアドラー心理学では考える

まわりの人の注目を引くような行動をすることによって受け入れてもらおうという考えは健康な考えではないと考える

社会制度が個人のためにあるのであって、その逆ではない

個人が救済されるためには共同体感覚を持たなければならない
社会通念や常識を持つことが重要である、とここでいわれているわけではありません
個人を離れて共同体という概念を考えてもあまり意味がない



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