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サスペンスドラマのスタッフが凄すぎた

フィルムエストTVで「80〜90年代に放送されたかのような2時間サスペンス」を作ることになりました。
その撮影が5月18日〜23日に愛媛県で行われ、無事に終了しました!

以下、撮影風景です。



撮影規模、めっちゃ大きくないですか…?汗

初めは「ディレクター兼カメラが1人、アシスタント2〜3人で…」などと考えていました。

が、皆さんに見応えのあるものにするには、”フィルムエストっぽさ”を最大限に出し切らないといけない。出演者さんにとっても最高の舞台を作らないといけない。そんなことを考えていると、いつもの体制ではとても無理だと判断。最終的には、スタッフだけで20人ほどの大所帯となりました。

当然、スタッフの皆さんにも日々の業務があります。忙しいその合間を縫ったり、あるいは、休みや予定をずらしたりして、わざわざ今作の撮影を引き受けてくださったわけです。本当に頭が上がりません。

そして何より、各人が持てるプロフェッショナリズムを、惜しみなく披露してくださったことに感動しました。


午後10時撮影(写真は助監の皆尾さん)

本当は夜なのに、朝の部屋に変身させてしまう魔術師・照明さん。


この人がいなかったら崩壊!?撮監の坂本さん(右)

カット割りや映し方など、僕の感覚的なイメージを”伝わる言葉に翻訳”して、技術陣に指令いただいた撮影監督。

異変があったらすぐに教えてくださったのも有り難かったです

マイクが画面に映らないように、長いブームと持ち前の筋力で声をとってくれた録音さん。


気配りもピカイチ!

そして、一瞬一瞬を、狙い通り確実に押さえてくださったカメラマンさん。

一方の私はというと、頭の中で描いていた映像が目の前で見事に再現されていく…いや、予想を超えていく様子に、ただただ「スゲェ〜!」とはしゃいでいただけでした。

「スゲェ〜!」
ホテル側の機転で急遽貸していただいたスタッフルーム(ホテル会議室)


技術チーム以外にも、日々変わりゆくスケジュールの調整や各所への連絡を一手に担ってくださったプロデューサーさんや助監督さん。セリフの記録や素材管理もやってくれたスクリプターさん。膨大な小道具の管理や雑用で走りまくった同級生の須藤君(有休で参加)。当時風のメイクや髪型を見事に再現してくれたヘアメイクさん…

たくさんの差し入れありがとうございました(写真はごく一部)
6日間宿泊した「奥道後壱湯の守」


ロケ地や宿泊地を協力してくださったり、差し入れをくださったりした方などなど、合計で60〜80人くらいの方々に関わっていただきました。
本当はもっと多いかもしれません。


死んだように眠る須藤君(プライバシーに配慮して一部画像加工を施しています)


睡眠は3時間しか取れない日も続きました。絶対しんどいはずなのに、それでも、本当に全員が持てる技術を惜しみなく出し切ってくれました。

そんな皆さんの支えと、確かなプロフェッショナリズムがあって、なんとか限られた時間内で、撮るべきカットを全て撮ることができました。
全部、間違いなく「OKカット」です。
「なんか違うんだけどなぁ…」というものは1つもありませんでした。
それだけに、これからの編集作業も気合が入ります。

完成作品は、そんなスタッフの息遣いも感じながらご覧いただけると嬉しいなと思います。(当時のあるある「スタッフのミス」も出てくるかも…?笑)

子役まで登場!
お風呂上がり(風)の友近さんとモグライダー・芝さん

もちろん、出演者の皆さんもスゴイです。
芸人、アイドル、女優、劇団員、ストリッパー、浪曲師、ホテルマン、和菓子屋さんと、いろんな方が演技に挑戦してくださっています!

適任すぎたストリップ劇場の主人役・真山隼人さん。

併せて書きたいところですが、ネタバレになっちゃうのでまた今度。公開されてから、その凄みをぜひ体感いただきたいなと思います。

6日間の撮影と長い準備期間、
本当にありがとうございました!

一級品の”素材”で、
これから編集がんばります!!

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