第86話あとがき あとさき考えずにカケアミ始めちゃう

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

娘の学校も始まったし、私の仕事場である書店もお正月ムードは消えて通常運転です。
私は、午前中に漫画の仕事をし、お昼を食べたら書店に行って4時間レジの手先となって働き、ランニングして帰ってくる、と言う日常に戻ってきました。
私にできることは限られているけれど、やるべきと思ったことをやり、繰り返すこの日常があることに感謝して、日々過ごしていこうと思います。

今年の抱負が決まりました。
「ミスを少なく、これまでよりもちょっと自分に厳しく」
私はミスの多い人間でして、昨日は1日で何個もミスをしてしまいました。職場の人は優しくて
「あれはややこしいのでミスしますよね」
と慰めてくれますし、ミスを咎められることもありません。非常に成熟した職場に居させてもらっています。
とはいえ、去年の5月から働き始めて約半年。突出して私のミスが多い…！！
いくらポジティブな私でもこれはちょっと、いかんぞと思い、2024年の抱負とさせていただきました。
すると
「ちょっと厳しく？」
と夫が言うので、
「うん」
と答えますと
「一般的にはそれを『甘い』と言うんだと思う」
と返されました。
はいそうですね。いや、どうしても「自分に厳しく」とは言えない…自分に厳しく…想像しただけで逃げ出したくなりそうで…でもそれを「甘い」と言うんだね…私は真面目な人間なのです。真面目な人間は、ノリシロがないと生きていけないです。なので今一歩だけ、これまでよりもちょっと自分に厳しく、という程度が限界です。
「僕は理解するけどね」
ありがとう夫。
「でも一つ間違える、って言うのが多いよね、日にちが1日ずれてる、とか。」
うん、そうなんだよね。保護者会の日程とかね。
「多分自分でメモしたものが間違ってるんだと思う。メモは常に劣化コピーだと考えて、必ず一次情報をチェックするようにするとミスは減ると思う。」
私は目から鱗が落ちて、思わずツイートしちゃいました。
その日書店でやってしまったミスがまさしくソレだったのです。一次情報でチェックしなかったから起こしてしまったミスでした。
なるほどな、ミスの少ない人はこうやっているんだな、と言う学びを得ました。これで、私の2024年は安泰です。

さて、前向きになったところであとがきに入りましょう。