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第55話あとがき 楽しみながら進んでいくために

こんつめてやりすぎても継続できないので、ある程度の妥協は必要だけど、妥協することに慣れてくると「あ、いやもっとできるはずだった」とふと気がついてもう少しこんつめようと思う。妥協とこんつめの波がある。今、もう少しこんつめようと思ってるところです。
みなさんこんにちは、ニシハラハコです。

先日夫が娘に
「お父さん、楽しくないの?」
と問い詰められていました。
こんつめからのといつめです(関係なし)。
娘曰く、お父さんは遊んでいる時もあんまり笑わないし、じっとしてるし、楽しくなさそうだと。
私は仕事をしながら聞いていたのですが、うんうんと心で頷いておりました。
夫は確かにあんまり笑わないし喋らないしじっとしています。
でも楽しくない訳ではないんだろうけどな、と思って聞いていると
「楽しい時もある」
と正直な夫が答えました。

そんなこと言ったら
「じゃあ楽しくない時もあるの?」
とプリプリ詰められるに決まっているのに
「楽しいよ」
と笑顔で微笑むことができないのです。
というかそもそも
「楽しいよ」
と笑顔で微笑むことができる人は我が子から
「楽しくないの?」
なんて聞かれないでしょうね。
思い返してみると夫は、娘の周りで一番娘に微笑みかけない大人かもしれない。それって、どうなんだ?と思うけど、家族って案外そんなもんですかね。
夫の子ども時代とは比べ物にならないくらい親に遊んでもらっている娘です。

でも娘の気持ちももちろん分かる。
娘の知っている世界では夫以外の大人は遊びながら
「あはは」
とか
「そうだねー」
とか言って笑うんです。
夫はそういった繋ぎのリアクションを一切やらない人なので、楽しいのかどうか分からなくもなるでしょう。
一方私は潤滑油日本代表みたいな人間なので(うそ)私との比較で夫のことが余計「楽しくなさそう」に見えるのかもしれません。
となると私にも一因があるのかな?と助け舟を出そうとすると、先に夫自ら
「シルバニアで動画作って遊んだのは楽しかったよ」
と具体例を提示しました。
そうそうそう、とまた心で頷く私。
あれは夫、楽しそうだった。シルバニアを動かして撮影してYouTubeにありそうな動画を作ってたんですよね。元々子どもの頃にフィギュアを使ってコマ撮りで映画を撮っていたという夫。娘と二人で、床にシルバニアを並べて、スマホで撮影して…私から見ると割と嬉々としていたんだけど、小1にはあれもリアクション薄く感じるのかな…と懸念していたら

「あれは遊びなの?」

青春熱血系ストーリーのセリフみたいになっちゃった娘。
思わぬところから矢が飛んできて戸惑う夫。
どこまでも平行線の二人。

さ、今日もあとがき行ってみよー!

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