No.215 「後輩からの学び」

言葉通り世界中をまたにかけて活躍中の証券マンである後輩Y。
ロンドンから一時帰国するという連絡が入り、昼食を共にする。

互いの時間調整の結果、許された時間は3時間。
とにかく学ばせてもらおうと質問攻めにした。

Q:仕事を進める上で、今大切にしていることは?
A:サーバント・リーダーショップです。数十人の部下を抱える立場となり、国籍や経歴も十人十色。その中で、一人一人の職場環境をいかに良くするかに力を注いでいます。先頭部隊として現場にいてくれる彼らが効率良く結果を出すために、最大限の気を配り、働きやすい環境作りを心掛けています。そのため、部下一人ひとりを、「お客様」という意識で応対します。部下に呼ばれたら、すぐ「Yes!」と笑顔で飛んでいきますよ。(笑)

Q:グローバル人材に求められるものとは?
A:①Principal:人間性。これが何より大切です。コミュニケーション力もここですよね。
②Discipline:躾(しつけ)。人間として最低限の器(マナー)を持ち合わせている。ここは教育ですね。
③Severity:自分への厳しさ。すべての原因を外部要因(言い訳)にせず、自分がやるべきことをしたのかを常に問い続けることです。

Q:若者・未来の宝たちへのメッセージ
A:人生は短距離走でなはなく、『マラソン』。長い道のりには、うまくいくこともあれば、『まさか』のどん底もあります。その『まさか』のときに、いかに腐らずにやれるかどうか、ここが鍵です。そして、マラソンでもスタート時に、『先頭集団』に入っておくことを忘れないようにしてもらいたいです。

あっという間の3時間。
再会を約束し、逞しい背中を見送った。


2018年9月

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