20171224 昔の社長達に年齢が追いついてしまった。
毎年恒例のクリスマスソングが流れる中、先日32歳になった。
ちょうど10年前は何人かの32歳から、大きな影響を受けていた。
大学卒業したての年に師事した上司も、後に起業のきっかけになった営業先で知り合った何人かの社長さんも、みんな32歳だった。
歳が10違うというのは大きいもので、ナナロク世代といわれる方々が連続上場で時代を象徴する起業家としてイケイケな経営をしていたことに、なんだか表現しにくい悔しさを覚えてイライラしていた。
32歳は僕にとって、本当はこの歳に起業するかもしれなかった歳である。
右も左もわからなかった当時は、きっと大学卒業から8年ぐらい修行して“デキる男”なるものになって、1年ぐらい充電して、満を持して経営者になるなんてクリスマスケーキより数段甘い人生設計を描いていた。
まさかそこから1年で会社辞めて、3年で失敗して、すでに今もう一回会社を経営する立場になるとは。
満を持するどころか、毎日少しのエネルギーを充電しては、スッカスカの状態でインプットとアウトプットを繰り返している状態。
そんな状態を9年やった。もう9年。
30歳超えたら相当おじさんだと思っていたけれど、何も中身が変わらない。
ただ、当時のナナロク世代のように、上場したらもっともらしいコメントができるぐらいの感じにはなったと思う。全く上場可能性のない会社を経営することになるとは思ってもいなかったけど。
22歳の時に30歳を見上げたように、32歳の今は40歳を見上げている。不思議なものだ。当時仲良くさせていただいた社長の方々はほとんどが第一線からはいなくなってしまった。40歳まではあと8年。そしてまた42歳のときに50歳の自分を思うんだろうか。
とりあえず、今から起業して、失敗して、40歳を迎えるよりはずっと楽しく生活しているような気がする。今年も大勢ではないけれど、たくさんの方に祝っていただけて、本当に嬉しかった。
また33歳までは何をしようか。むしろ今貯まりすぎているやりたいことを、冷めないうちに形にしていく1年になったら、良いと思う。
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