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ぼくの住宅購入の視点


新築は無理だ

 新築は無理だ。ぼくの持家の旅にして、早々に出た答えでした笑。早すぎ・・・。
 すごく悲しかったのを覚えています。たぶん結論が出るまで早すぎたのも一つの要因かもしれませんが、マイホームって新築のイメージを勝手に持ってましたから。それが叶わないと言うのは、何だかぽっかり忘れ物をしてきたような感覚が今でも少し残っています。
 持家は中古物件になりましたけど、それ自身に後悔はありませんし、当時の条件をある意味、全て満たす物件だったのです。でも、いきなり築30年のマンションです。リスクがないわけではありません。
 この場所で、この状況で、この価格でという状況が全て揃っていた(特に価格)ので、購入に踏み切れた部分があります。

住宅に対しての視点

 我々夫婦が住宅での条件面での折り合いは、ちょっと時間がかかりました。
 それは、夫(私)は新建材のフローリングや既製品の扉のようなツルツル、ピカピカの素材はいや。一方、妻は建売などは問わないが、持家で中古はいや笑。使用感の感じる内装や使い古されたものはいや。ということで、当初から条件面で平行線になってしまいました。わかりますよ。あの賃貸での少し使い古された感じのユニットバスとか、年期が入って少し空間全体がカビ臭い感じとか。賃貸にも10年近く住みましたけど、やっぱり何となくいやでした。賃貸だからまあしょうがないかという気持ちもあり、ある意味妥協というか、諦めというか何ともいえない感じでした。
 それを少しずつ 説得 説明して、平行線だったものをそれなら良いかなという状況になるまで、改善していく作業を延々と繰り返す感じでした。
 結局、行き着いた先は、フルリノベーションをすることで、中古でも使用感を一切感じないようにするという少々荒技に落ち着きました。風情あるものも、ぶっ壊すことになるんですが、幸い購入した物件にはそんなものがなくて安心しました。
 ちなみにさらっと書きましたが、このあたりの住宅面での話し合いの時間軸は1年間ほどの期間が経過しています。まあ、毎日話をしているわけではないので、お互いがいやだなと思っている内容を整理して、こういった状況にすれば、問題ないかなという確認をしていく感じだったので、必然的に内容整理、課題検討、改善策というサイクルで、時間かかちゃいました。しかも改善策が不満ということもありますし、そんな時は、またやり直しになるわけです。

独断と偏見しかないランキング

 住宅に対して、優先している内容は、独断と偏見で順位は次の3つです。

第1位:性能

 カッコいい家が良いとは、誰しもが望むものだと思っていますが、自分の場合、とにかく家の中が暑い、寒いが特に嫌でした。窓から夏の暑い熱や冬の強烈な冷気が部屋の中に伝わってくるのを避けたかったのです。
 築年数がそれなりだったのもあり、アルミサッシのシングルガラスなので、夏はやけどしそうなくらいアルミサッシは熱いし、冬は窓の近くいると暖房が入っているのか分からないくらい寒いです。この暑い、寒いのストレスってかなりのものだし、これを何よりも軽減させることが最優先でした。窓や壁の断熱をきっちり確保するということが次の挙げている使い勝手やデザインよりも性能が大事と声を大にして言いたい。

第2位:使い勝手(間取り、動線)

 正直なところ、重きが性能をほとんど占めているので、あまりありません。個人的にはよく言われる回遊動線が好きなので、そのような間取りにしました。でも、デメリットもあります。それは……、通路が多い笑。当然ですね。この辺りは好みの問題ですね。とにかく広く使いたい人は回遊動線を求めないと思います。

第3位:デザイン(見た目)

 デザインを重視していないわけではないのですが、住宅から統一感を持たせるというのもこだわりポイントとして考えられますが、好みの家具や家電、設備などそういった点を充実させることの方が、個人的には好きです。(設計者失格orz)

見逃しがちな大切なこと

 それは、使い勝手やデザインは自分で考えることも大事ですが、自分の好みや質感を体現してくれそうな設計事務所や工務店を探すことです。自分がどれだけこだわってもそれを図面や現場でやってくれるのは、設計者であり、職人なので、具現化してくれる人が自分の感性や熱量が同じ人でないとうまくいかない気がしています。
 じゃあ、どのタイミングで設計事務所や工務店を探すのか。それは、土地探しを始めた時です。そう。土地と同時に設計事務所や工務店を探します。何なら、先に依頼したい所を見つけておいても良いぐらいです。

 土地や住宅の不動産はとにかく関わる人が多いです。最終決定権は購入者、施主である自分が決めることになりますが、その途中過程は不動産業者、司法書士、金融機関、保険屋、設計者、職人など、1つの場所だけど色んな人が関わります。しかも自分だけが素人で、他は全員プロです。自分と共に頑張ってくれる人を味方につけることが大事です。独りよがりではいけません。

じゃ、また。


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