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【和歌山県海南市】海南nobinos(ノビノス)、我が街にも欲しい!

2023年9月、両親が神戸から和歌山に引っ越しまして。

30年住んだ神戸のマンションを売却し、生まれ故郷であり代々の墓がある和歌山県海南市に小さい賃貸アパートを借り、余生をそこで過ごすんだと。

その年の最初に言い始め、神戸に「何の未練もない」ときっぱり言い放ち、さっさとマンションを売却。さささっと少ない荷物をひっくるめて引っ越していきました。

そして今年の梅雨が始まる前、久しぶりに和歌山県海南市へ、両親に会いがてら行ってきました。

高野山にも近い海南市

昔は本当に何もない街のように思われたけど、近年は山麓にパン屋さんイタリアンレストランもオープンして一度食事に伺ったことがあるしとっても美味しいのです。

思い出せば天文台もあるし牧場もあるし、そういえば和歌山マリーナシティがあって、黒潮市場がある。

昔は何もない、と思っていましたが、いろいろあるんですよ!

そして世界遺産に登録され、常に観光客で賑わっている高野山にも近いのです。
4月末〜11月までの期間限定・土日祝の運行だけど、JR海南駅前から乗車できる高野山行きのバスが出ています。

「高野山に近い!」をもっと売り出そうとしているのか、2024年6月末にはJR海南駅前にホテルルートインが開業し、駅前には似つかわしくない巨大なビルが建設されました。

ちなみに私が訪れた時はまだ開業前だったので、昔からある老舗のプリンスインさんに宿泊。(↓このフロントの感じが大好きすぎる!)

ええ感じです。お部屋も清潔で心地よいですよ。

わが町にも欲しい海南ノビノス

さて。
今回驚いたのは、なんといっても「海南ノビノス」
2020年6月にオープンしたらしいけど、コロナの影響でこの時期は海南に立ち寄ってお墓参りもしなかったので、今回初めて知りました。

海南ノビノスは市立図書館を中心に、市民・生涯学習活動支援機能、子育て支援機能、そしてスターバックスを兼ね揃えた市民のみなさんの憩いの場になる図書館なんだそうですが、内装も設備も本当に素敵。

こういう施設が街にあるなんて心底羨ましいです。

館内には託児所もあり、小さい子が遊べるスペースもあって、蔵書には絵本や児童書がたっぷりで、秘密基地のスペースもあり。

他にも実用書や国内外の小説、漫画などがあります。(専門書は少し少なめのようで将棋ヲタの父には不満のようだけど)

他にも学習スペース、森の音と川の音がBGMとして流れる閲覧席にはゆったり座れるラウンジチェアがあり、発表会やイベントで使えるホールやプロジェクタ付きの会議室も完備。

内装も展示も美しき!

そしてカラーやデザイン書も充実していて、私もここに1日中いれそう。色の本は見ているだけでも楽しいものです。

しかも、この図書館で使用されているサイン等のカラーは「海南の伝統色」として設定されていて、これはDICグラフィックの協力で作成。「日本の伝統色」を元に制作されていて、海南市の名所や名産が、壁一面に美しくディスプレイされています。

こうやって改めてみると、海南市っていろんな名産や名所があるのね〜。

こんなに既に素敵な施設にプラスして中にはスターバックスが併設されている!ので1日いても飽きない施設に思えたのですが、絵本の充実具合とか遊び場も完備されているので、小さいお子さんたちにとっても過ごしやすい場所みたい。

ちょっと海南、、、ええとこやん!!と思う他ありません。

市立の建物に「お金かけすぎやん?」と言う方もいらっしゃるそうですが、そりゃいろんな意見の方がいらっしゃいますが、もう駅前の巨大ショッピングモールやデパートはほんといらなくない・・・?いや、デパートもショッピングモールも好きだし利用するよ。だけど多すぎるんよ・・・もう十分なのです。

今の住まいの千葉県柏市にも図書館とか学習室とか、そんな場所が増えたら嬉しいし、そこがキレイで心地よければ尚更良いし、やっぱり公共施設にお金をかけてほしいな、と思う。そういえばJR柏駅前のそごうもようやく取り壊しが始まったようですが、次は何になるんだろう?願わくば海南ノビノスみたいな図書館にしてほしいな、と思います。

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