【レース予想】札幌記念 2022

正直言って難しい。力量だけなら実績馬だけを抑えるのもありと思うけれど、札幌の適性とコースの重さを考えると・・・悩ましい。
けど、腹をくくってやるしかないですね。

アラタ

ちょっとスピード足りないかなあ。重の2000mで勝ってきた馬よりは、スピード能力の高い馬をメインにしたい。鞍上はインにこだわるのでハマれば怖いけど・・・勢いがいったん無くなったことや、福島記念で負けたパンサラッサ相手に差を詰められたとは判断しにくい。

ウインマリリン

2000mでも短いのに、札幌の2000mになるとさらに短い。内ラチを取るとめっぽう強いので1枠取れたら考えたけど、ちょっと今回は向かないかなあ。コーナーもきつい小回りのほうが得意だと思う。

ユニコーンライオン

好きな馬だけど、前走を見るにちょっと変えないかなあ。スピードを考えてもパンサラッサほどは逃げられず、足の不安から無理をしないか、2番手を取ろうとしたジャックドールと喧嘩するかになりそう。

ユーバーレーベン

2000mは短い。京都記念や宝塚、エリ女なんかで後方待機するのが勝ちパターンかと。この年度のオークスのレベルは怪しく、アカイトリノムスメ以外の上位勢はその後OPに上がれていない馬がほとんど。マイル戦のスピードを求められる平坦戦ではきつい。

ジャックドール

勝ったレースはすべて逃げているが、時計をみると前半は59秒台程度。レベルの高い重賞になると、安定して逃げられる時計でないような気もする。洋芝も平坦コースも右回りも、かなり未知な部分が多い。逃げない宣言をしていることも踏まえると、トライアル的な使い方をするのは明らか。鞍上も決め打ちが得意なタイプと思っているので、出方を見て対応は難しそう。データ上は積極的に消す理由があまりないが、人気馬を1頭消すならこの馬かと。

△グローリーヴェイズ

スピード足りないだろ、と正直思うのだけど、スタミナのコントロールができて、マクるタイミングを間違えなければ好走できる一頭。鞍上がルメールなのもあるし、レース展開さえ読めれば能力的には勝ち負けできる。過去に前走ジャパンカップだったマカヒキを2着まで持ってきた経験もあるし、巣メールJに期待してもいいかと。

△アンティシペイト

ローカルを得意としてきた馬。2000mがベストとは思うが、鞍上：横山和生は今の札幌では押さえておきたい。長距離レースでのペース感覚と積極的な仕掛けは見事なもの。外枠から出せるため、仕掛けられずに終わることはない。どこかで展開を作り出せるはず。札幌は少し渋っており、明日もパンパンの良馬場まではならないはず。そうなればルーラーシップ産駒の末脚の持続力が活きてくるはず。前走の格で割引もあるが、調教の工夫と、おそらくメイチであろう陣営のことも考えると評価を上げたい。

▲レッドガラン

鞍上も馬も、内を突いて馬郡を割って出てくることができる。ちょっと外目なのが気になるけれど、鞍上的には向こう正面で内に入れて、内を回りながら加速するイメージで乗るはず。札幌芝2000mでの母父シンボリクリスエスは2-3-0-4。札幌記念は実力馬が来るレースであり、重賞2勝は実力の証。頭はないかもしれないが、レース適性として向く、とは思う。

☆フィオリキアリ

勝ち鞍は洋芝の函館か、マクリのきく京都、小倉で挙げている。洋芝かつマクリがきく札幌は、実は最も得意かも。
前走は前が詰まって何もできず終わったが、ラスト200mでは速度を上げて走れている。開き直って内が開くのを待つ競馬に徹すればチャンスはある。鞍上も重賞でイチかバチかの競馬ができる鮫島克J。距離延長するキズナ産駒は単複の回収率が100%超え。適性的にもローテ的にも好材料ありで、展開が向けば一発ありそう。

〇ソダシ

馬場次第。過去の傾向をみると、高速決着なら適性があると思ってよさそう。1600,1800,2000の距離で走ったとき、時計が早ければ勝っている。ダートの遅い時計になるか、秋華賞のような2分を超える時計になると脆さがでる、のではないか？　と思う。秋華賞の敗因はいまだ見えてないが、スローな2000mは向かないのだとしたら、追走力のあるこの馬は、パンサラッサのハイペースに最も対応できる馬だろう。ただ、パンサラッサを自分からとらえるのは難しいと思うので、垂れるのを待たないといけない。大阪杯でのハイペースをうまく勝った鞍上なら、安定して乗ってくれないかな。軸としては一番手。

◎パンサラッサ

逃げ馬は単勝回収率がよいという競馬のセオリーを簡単に考えると、逃げるとわかっている実力馬を買わない理由はない。過去レースから馬自身のラップ傾向をみても、2000mまでは持つ。過去9年の札幌開催では、逃げ馬が勝ったのは1回のみ（2016年のネオリアリズム）だが、この馬ものちに中山記念を勝っている。パンサラッサは中山記念をすでに勝利しており、適性としては近いところにあるのではないか。
初の洋芝についても、稍重～不良は2-2-0-1であり、重めの馬場が悪くはないだろう。しかも今回はハイペースに慣れている実力馬があまりいない。気になるのはジャックドールくらいだが、前走無理に逃げて負けたことを考えると、競りかけてはこないだろう。
ほぼ単騎逃げが予想される状況からも、この馬が最も1着の可能性が高いだろう。軸かはともかく、頭固定はこの馬から。
気になる点としては、その時は稍重で時計がかかる雨の日だった。良馬場でタイムが出るなら切るのもある。