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夫が不在の日。わいわいと見送ってから、彼の両親と旅行の計画などについてメッセージでやりとりをする。

最終的に今日の案はお流れになったが、このやりとりを通じて、遊びに来てくれるのはいつでもウェルカムだというじぶんの気持ちに気づく。遠いし高いけれど、いるうちに来てもらえたら、いいな。

洗濯をしてぼーっと過ごしていたら、まだ11時にもならないのに空腹をおぼえる。欲望のおもむくまま、明太子オムライスとペペロンチーノをつくって食べた。じぶん用なのに玉ねぎのみじん切りを入れたので、いろいろヨシとした。

その後もひたすら無為に過ごす。ふだんの生活のなかで、「もし必ずやらなければならない家事やらがなかったとしたら、わたしはもっと勉強するかしら」というような都合のよい考えが頭にうかぶことが時折、ある。しかし、そのほんのりとしたじぶんへの期待はいつも他でもないじぶん自身によって裏切られる。

結局、ひとりの日は、社会人になってひとり暮らしをしていた頃の土日と変わらない(つまり、引きこもって寝たり食べたりするだけの)過ごし方をしてしまうのだ。いつもいつも、そう。

ひょっとしたら、これがじぶんにとって最大の休息方法だからそうしてしまうのかもしれない。基本的には寛容に受け止めておくことにしたい。

さらに言えば、近頃はしたいことの最上位が帰国もしくはここではないどこかへの旅行と来ているので、勉強やらの優先順位が著しく低下しているというのもある。

帰る(いろんな意味で完全なかたちで)か、旅するか、おいしいものを食べるか、おしゃれをするか。文字にするとなんだかひどいなとおもうけれど、実際にどうするかは別として、今のわたしの欲望リストの上の方は残念ながらこんなところなのだ。

とりあえず3月はゆるやかに過ごすことにしよう。今決意をあらたにした。