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最初に、自治会って必要ですか?

自治会の活動が必要な理由と目的は?

一言でいえば、万一の災害時等において共に助け合えるようにしておくこと、また、安心安全に暮らせて、この先も持続可能な地域となるためです。

まずは、ひとつめのとても大きな存在理由、不測の災害などへの備えと共助についてです。先人たちが礎を築き国や自治体が整備した防災の仕組みや生活基盤設備は強靭ですが、けっして万全なわけではなく地震や豪雨災害、大火災なども各地で高い頻度で発生しています。実際に災害が発生したら個々の自力だけで対処することは大変に困難で、地域の力をうまく活用して早期に対処し被害をできるだけ少なくとどめたり、たとえ被災したとしても助け合って避難したり復旧させるなど、共に助け合う営みができなければ地域が存続することは困難となってしまいます。

地域住民が互いに助け合うことを共助といいます

ふたつめも大事な役割です、今般の全国的な情勢として地方圏においては地域住民の超高齢化及び若い世代の流出が顕著となっていて、人口と、世帯数の消滅が急速に進み深刻で重大な問題となっています。新潟県は全国的にみても特にその傾向が高く、そのなかでも南魚沼は際立ったエリアとなっており、西泉田区もここ数年6~8戸づつ世帯数が減少しており、既に、地域の生活圏としての存続そのものが危機的な状況にまで陥っています。今いる子供たちも学校を出たら一旦みんなどこかへ行ってしまいますが、将来、どのくらいの若者がこの地域に帰ってくるでしょうか、また、憂慮すべきことは長く暮らしているとこれらの自覚も希薄になってしまっていることです。

この先も持続可能な地域に

今、この地に暮らす我々自らが健全で安心安全な生活環境を荒廃させずにきちんと維持保全し、この先の子供や孫たちに受け継ぐための取り組みをすること。将来に渡って持続可能で活力ある魅力的な地域となることを目指して、非常時のみならず日常生活においても必要な活動を実践しつつ見直しや改善に向けて協力し合えることが必要です。
また、これらの目的達成のためには地域のつながりや、親睦と交流が最重要で自治会や町内会が地域コミュニティと呼ばれる所以です。

区民はどんなときに協力すればいいの?

  1. 甚大な災害や事件事故などが発生したり予見されたとき(地震、風水害、火災、豪雪災害、鳥獣被害など)まずは隣近所に知らせる、警察や消防に通報する、躊躇せずに速やかに避難する

  2.  日常の生活のなかで、域内の生活インフラ設備や共用施設(道路、河川、橋梁、堤防、用水排水路、防災防犯設備、消雪パイプや流雪設備、公園や集会所など)等の劣化損傷や不備を発見したとき、放置すると重大な事故やトラブル等が懸念される事象を見聞きしたとき、不法行為や迷惑行為等により個々人での対処対応が困難な事案の発生時などは、各区の伍長さんや自治会役員などに連絡相談ください

  3. 春の一斉清掃や降雪期前の消雪パイプの点検、市の防災避難訓練など、地域全体で一斉に合同実施する必要のある取り組みや作業などへの協力参加は、隣人と顔見知りになる良いコミュニケーショにもなりますので可能な範囲で、積極的に参加ください

災害を予見したら躊躇せずに知らせて避難する

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