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題[新川「久しぶりだね〜〜」]

(登場人物)
新川栄一(後輩)

白川サクラ

とある金曜日の夜7時頃、駅前で誰かを待つ新川

新川「早すぎたかな?」

ソワソワしながら待つ新川そこに、少しゆっくりと白川が歩いてくる。

白川「あ、お待たせ〜〜。」
新川「(気づいて)おぅ、久しぶり〜〜。」

新川は、適度な距離感で

新川「じゃあ、どこ行く?」

白川は、少し考えて。

白川「ご飯食べない?」
新川「ご飯?良いよ。どこ行く?」
白川「よく行くお店あるんだけど行く?」
新川「良いじゃん行こうか。」
白川「それじゃあ、ここからひと駅の途中にあるから歩いていこう〜。」
新川「行くか。」

二人は、適度な距離感で白川の行きつけの店に向かう。二人は、少し歩いて店に到着する。

白川「着いたよ、ここ。」

新川は店の外観を見て

新川「和風な感じの店?」
白川「うん、和食がメインのお店。美味しいんだよ。」
新川「へぇ〜(入り口近くの小さいメニュー表をチラッと見る)美味そうだな〜。安っ!」
白川「じゃあ、入ろうか。」

二人は、店に入る。店員さんが来て席に案内される。二人が席に着いたタイミングで店員さんがメニューを渡す。

白川「(メニューを見て)どうしようかな?う〜ん」

新川もメニュー見る。

新川「俺は……これにしようかな。」
白川「私ビール飲むけど何か飲む?」
新川「ん?あ〜じゃあ、瓶ビール頼む。」
白川「そうだね、まずはそっからで」

色々とタブレットに記入して注文する。まず、先に瓶ビールとコップ二つ

白川「(瓶ビールを持って)はい、まぁ〜まぁ〜一杯」
新川「あ、これはどうも。(ビールを注いでもらってすぐお返しに)あ、どうぞどうぞ」
白川「あ、どうもどうも。」
新川「それじゃあ、久しぶりの再会に」
白川「うん……でも、LINEでよく連絡してたけどね。」
新川「まぁまぁ…固いことは言わず(改めて)乾杯」
白川「乾杯〜〜」

乾杯をし終え、料理が運ばれ、お互いに酒を頼む。
少し時が経つ。徐に白川が、

白川「(タブレットを見ながら)お酒頼むけど、次何飲む?」
新川「え、あ〜じゃあ…俺次ハイボールかな。」
白川「オッケーじゃあ私は…焼酎〜。後、何かしらのおつまみ頼むね。」
新川「あぁ、良いよ〜。」

その後また時間が経ち。8時過ぎになり二人は、かなり飲み食いをする。
新川→ビール、ハイボール、別のハイボール…
白川→ビール、焼酎、別の焼酎、熱燗…

新川「ふぅ〜食ったな。そろそろ出るか?」
白川「(フワフワしながら)そうだね〜。」

二人は、会計を済ませて店を出る。
近くの、駅までゆっくり歩いている。

新川「飲んだね。」
白川「うん…」
新川「よく寝れそうだね。」
白川「うん…」
新川「あれ?寝てる?」
白川「(ウトウトしながら)寝てないよ。」
新川「眠そうだけど。」

少し間があり。白川が、スゥと新川の腕の間に自分の腕を入れる。新川は、少し驚くが間髪入れず話しだす。

白川「質問。明日仕事休み?ちなみに、私休み。」
新川「あぁ〜〜休みだけど(ちょっと照れながら)」
白川「じゃあ、まだ大丈夫だね。」
新川「え、まだ飲むの?!」
白川「飲むよ……でも…栄の家で飲みたい。」
新川「え、俺ん家?」
白川「ダメ?(複雑な表情)」
新川「いや、ダメじゃないけど…ここからちょっと遠いよ。」
白川「良いよ。歩こうよ……じゃあ決まり!コンビニ寄ろ〜」
新川「…うん…」

次行く場所が決まり二人は、一路新川の家に向かう。
その二人が徐々に背中が見えなくなる。ただ、さっきまで腕が入ってたのがそれぞれの手が重なっている。

「見直した時、最初の文章で適度な距離感と書いてますが、倦怠期とかではないです。
想像してどうぞ。」
読み方→白川(しらかわ)サクラ

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