- 運営しているクリエイター
#長編
[ー閉ざされた世界ー]第1話
「ここはどこですか?」
(登場人物)
ヒロキ
板屋
キジ男
ポクポク…と木魚の音が聞こえる室内。啜り泣く声が聞こえる。
来ている人が小声で口々に話している。
「若いのに…まだ二十代でしょ?」
「ホントね。」
「(遺影に向かって)ひろき……」
「(同じく遺影を見て)ひろき…」
来ている人が、悲しみに俯いている時に、すぅ〜とヒロキが歩いてくる。
ヒロキ「え?ここ……(遺影を見る)あぁ、俺の葬式
[ー閉ざされた世界ー]第2話
サソリ・猫(イリオモテ)VS熊(ツキノワ)
(登場人物)
ヒロキ
板屋
熊男
時が経ち、夕方二人が歩いている。
板屋「ふぅ〜あと少し何だが……もう時期、夜だ…(廃スーパーを指差し)あそこで今日は休もう。」
ヒロキ「あ、はい…分かりました。」
板屋「(ボソッと)布団あるかな?」
二人は、中ぐらいの廃スーパーに向かった。その後ろから怪しい影近づいていることは、二人はまだ知らない。
廃スーパーに着
[ー閉ざされた世界ー]第3話
[安息場到着〜東区防衛部〜]
(登場人物)
ヒロキ
板屋
岩谷赤也(いわたにせきや)
東俊明(あずまとしあき)
権藤仁(ごんどうひとし)
何やかんやあって…時が経ち、二人はとある建物に到着した。来て早々板屋が言葉を発する。
板屋「ん?居ないのかな…まぁ〜アジトを空にすることはないはずだが」
二人が、辺りを見渡していると、突如建物の上から何かが飛んでくる。
ヒロキ「うわ⁈何……」
板屋「(平
[ー閉ざされた世界ー]第4話
[東区防衛部リーダー:岩谷赤也]
(登場人物)
岩谷赤也
板屋
ヒロキ
東俊明
岩谷は、手を止めて振り向いた。
岩谷「どうも!いらっしゃいま…板屋かい。」
板屋「何だ俺じゃ悪りぃか⁈」
岩谷「いやいや悪くないけど……お客はそっちの青年か?」
板屋「そうそう、ヒロキっていうんだ、しかも猫の能力を宿したんだぜ。」
ヒロキ「あ、宜しくお願いします。」
岩谷「へぇ〜面白いじゃない。ヒロキ君一丁手合わせ
[ー閉ざされた世界ー]第5話
[この世界って何ですか?]
(登場人物)
岩谷赤也
板屋
ヒロキ
東俊明
〜三人の管理者〜
・女管理者(ミカエル)
・男管理者(ラファエル)
・男管理者(ガブリエル)
中に入ってヒロキらは少し落ち着いて座っている。
板屋は、アジト内の食堂に行って何かを食べに行った。
ヒロキ「あの〜岩谷さん…質問いいですか?」
岩谷「うん何だい?」
ヒロキ「この世界に来てまだ間もないですが、何か知ってることがあ
[ー閉ざされた世界ー]第6話
[南区特攻班襲来‼︎]
(登場人物)
岩谷赤也
東俊明
権藤仁
ヒロキ
板屋
田村英次(たむらえいじ)
特攻班多数
荒谷宏明(あらやひろあき)
岩谷たちは、急いで表に向かった。
岩谷「東!どうした!」
東「あれを、見てくれ。」
東が、指差す方を見ると、南の近くの方向から多数の人が見える。
岩谷「何だ⁈……あの人だかり?」
東は、目をこらして見ている。
東「あの人たちの首に何か付いてるな
[ー閉ざされた世界ー]第7話
[東区防衛部緊急会議]
(登場人物)
岩谷赤也
東俊明
権藤仁
田村英次
木下基木(きのしたもとき)
ヒロキ
板屋
スタスタとアジトを出る板屋。それを、追いかける岩谷
岩谷「じゃあ気をつけてな。」
板屋「あぁ〜死なない程度に調査してくるわ〜〜」
岩谷「あぁ〜」
板屋「何か分かったら直接か…無線で伝えるわぁ〜〜」
板屋は、ノソノソと歩いていった。板屋を見送って岩谷は、アジトの皆がいる部屋に入
[ー閉ざされた世界ー]第8話
[東区防衛第1支部襲来。]
(登場人物)
支部長:池見康則(いけみやすのり)
補佐:安藤栄徳(あんどうえいとく)
襲撃者(野党A・B・C)
とある東区の中心にある廃校。
その建物の中から男が出てきた。
池見「ふぁ〜〜今日も天気は良いな〜」
池見が、何かぼやいていると、後ろから安藤が走ってくる。
安藤「康さん。本部から。」
池見「おぅ、何だ。」
安藤「本部からは……南の悪童と本格的に喧嘩をす
[ー閉ざされた世界ー]第9話
[田村英次VS木田類]
(登場人物)
岩谷赤也
田村英次
木田類(きだるい)
親子
ある日の晴天東区内。
アジトから岩谷と田村が出てくる。
岩谷「見回りは、気をつけな。何かあれば逃げても構わないから。」
田村「オッス!ヤバそうなら……できる限り遠くから確認して逃げますわ〜」
岩谷「あぁ〜」
田村は、能力を使い飛んでいった。
場面は変わり……南区の東に近い場所。
木田「はぁ〜やっとここまで来
[ー閉ざされた世界ー]第10話
[東南抗争…開戦前]
(登場人物)
東区防衛部(HWDD)
南区(悪童)
東区アジト近くに、田村が飛んでくる。
田村「くぅ〜ちょっと血出過ぎかな…まぁ、後ちょっとだからな。(腕で傷を押さえる。)我慢…我慢… 」
少し時間が経ち、田村は、アジトに着いた。
アジトに着いた直後、近くにいたヒロキが話しかけてきた。
ヒロキ「あ、田村さん。すごい傷じゃないですか!」
田村「ふぅ〜良かった…ヒロキ…医