【書評】職業、ブックライター。

こんにちは、西です。

先日、担当して頂いている編集者さんが「読みたい本」としてFacebookで紹介しているのを見て、思わず買ってしまった本です。

「なるほど!」っと感じたポイントがありましたので、幾つかご紹介したいと思います。

その前に、書名にある「ブックライター」とは、著者と編集者さん(今回facebookで紹介された方とは別の方)と相談して作った造語らしいのですが、「ゴーストライター」とも呼ばれる仕事のことです。

ゴーストライターと言うと、あまり良い印象を持たれないかも知れませんが、忙しい(本来の)著者に代わり、インタビューを行った内容を原稿にまとめる仕事であり、「本来、本を書く時間がない方の持つ考え方やノウハウなど、新しい価値を市場に提供する仕事」ということで、なくてはならない仕事、と著者は言っています。

また、「著名な方と深いコミュニケーションができる」「ベストセラーになれば収入も大きくなる(印税を著者と配分するケースが一般的だそうです)」など、ブックライターならではメリットも書かれてあります。

さて、気になった(気に入った)ポイントですが、まず、「相場」という言葉にうなづきました。「相場」とは、書籍の特定のジャンルにおいて、「どういう切り口のものが売られているのか、売れているのか」ということです。売れているモノのマネをするのではなく、「どういう切り口の本が足りないのか」「どういう本がこれから求められるのか」は、まずは相場を知らないとわかりようがありません。

これは、ブックライターを始め本を書く方はもちろんのこと、ブログやfacebookで記事を書く方にも必要な考え方でしょう。他人のブログ、他人の投稿には、どんな切り口のものがあるのか? マネをしても仕方ないですが、そこにない切り口を考えつくことができれば、それは独自性となります。

また、「独自性」については、以下のような記述がありました。

独自性とは何かといえば、一言でいえば、その著者である必然性だと私は思っています。そのテーマは、その著者でなければならない、という理由があるかどうか。あるいは、そうした必然性がにじみ出る本にできるかどうか。

(中略)面白いとは、すなわち独自性があり、その著者である必然性があるということだと私は思っています。加えていえば、今世の中に求められているもの。

(中略)そして独自性、必然性とは、経験や事実で語れるかどうか、ということだと思っています。

ここも、ブログやfacebook投稿をされる方、コンテンツを作られる方に参考になるでしょう。

【関連URL】
https://www.youtube.com/user/nishi0809/feed?activity_view=3&itct=CBYQui8iEwjb8u262t3VAhUJvwMKHeXgDpY%3D&client=mv-google&hl=fr&gl=SN&app=desktop
http://market.sbrain.co.jp/SearchTeacher/mode/detail/id/K0000011276/
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784774171180
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784774185255
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784297111953
https://light-support.net/
https://www.hmv.co.jp/artist_%E8%A5%BF%E4%BF%8A%E6%98%8E_200000000748549/
https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=50834
https://lohaco.jp/ksearch/?lk=ot&searchWord=%E8%A5%BF%E4%BF%8A%E6%98%8E&rank1=L06523121
http://market.sbrain.co.jp/SearchTeacher/ini/%E3%81%AB/start/30/limit/10/


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