西俊明

西俊明(にし・としあき) 中小企業診断士/ITコンサルタント。 Webマーケティング…

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西俊明(にし・としあき) 中小企業診断士/ITコンサルタント。 Webマーケティングやソーシャルメディア活用を中心に、独立後10年で220社以上のコンサルティングを実施。250回以上のセミナー・研修の登壇実績をもつ。

最近の記事

【トレーサビリティー】という経営用語、ご存じですか?

『トレーサビリティー』という経営用語をご存じでしょうか? 正確には、流通(物流)の世界で使われる用語なのですが、いずれにしてもビジネス用語であることには間違いありません。 ビジネス用語というと、ちょっと構えてしまう方も多いかも知れませんね。 ですが、以下のような説明だったらどうでしょうか? 【トレーサビリティー】とは?? 以前、外国産の牛肉やウナギを国産と偽るなど、食品の産地偽造事件が多発しました。あるたこ焼き屋チェーンでは、日本近海のタコを扱っていますが、そのことを

    • 「コミュニケーション・ラポール・カウセリングの基礎」を学ぶセミナー実施しました!

      財団法人尚徳学園でセミナーを実施いたしました。 セミナーの正式タイトルは「介護する方がストレスを感じず、利用者さんと信頼関係を作る方法」ということで、主なターゲットは介護従事者(ヘルバー)さんや、ご家族を介護されている方なのですが、 コミュニケーションやラポール、カウンセリング基礎などの技術は、我々が生きる上でぜひとも知っておきたいことでしょう。特に、現代社会において、他人とのコミュニケーションに何も問題を抱えていない人なんて、ほとんどいないでしょうし。 そういった意味

      • 【パナソニックのパワードスーツは、強い日本復活のカギになるか?!】

        産経ニュースに、1着50万円程度でパワードスーツを世界初量産販売、という記事が掲載されていました。 この記事を読んで私が最初に考えたこと・・・それは 「もしかして、これが我が国の製造業復活の契機になるのではないか」 ということです。 もともとインテグラル型(擦りあわせ型)の製造技術に強みがあった我が国の製造業は、モジュール型(部品型)のデジタル機器が市場で大勢を占めるにしたがって衰退して行きました。 モジュール化が進むということは、部品さえ集めれば誰にでも簡単に製品

        • 【実存は本質に先立つ】を、ビジネスの文脈から考えると

          こんにちは、西です。 『実存は本質に先立つ』は、フランスの哲学者・サルトルの言葉です。 まず、「実存」とは、「そこに、現実に存在していること」。 このブログを書いている「私(西)」も、この記事を読んでいる「あなた」も、今、間違いなく地球上に存在し、呼吸をしている。これは否定しようがありません。 一方、「本質」とは「そのものがどんな意味や価値を持つのか」ということ。「私(西)は、どんな意味や価値を持つのか」、あるいは「あなたは、どんな意味や価値を持つのか」・・・言い換えれ

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          フォトショップに「3Dプリント機能」が追加されて、ますます「製造業のサービス化」が進むのでしょうか。

          特別にデザインなどに詳しくない人でも、Photoshop(フォトショップ)という名前を聞いたことはあると思います。 グラフィックソフトとして有名なフォトショップですが、このソフトウェアに「3Dプリント機能」が追加されたことが、発売元のアドビ社より発表されました。 ニュースリリースはこちら現在、世間で注目を浴びている3Dプリンタですが、これまでは3Dプリンタの出力(立体物)を得るためには、専用のデータ作成ソフトが必要だったりと敷居が高いものでした。 これからは世界的にメジ

          フォトショップに「3Dプリント機能」が追加されて、ますます「製造業のサービス化」が進むのでしょうか。

          【ポジティブ】も、「過ぎたるは、及ばざるが如し」。

          こんにちは、西です。 先日、とある会合で他の人としていた話なのですが…。 Facebookなんかもそうですが、最近世の中に、「ポジティブ」という言葉が溢れ過ぎているのではないかと。 もちろん、ポジティブであることを否定するものではありません。 社会(というかコミュニティ)において、周りがポジティブだと、自分の気持ちも前向きになります。 だから、自分も前向きに振る舞った方が良いし、自己啓発の本なんか読んでいると「ネガティブな人とは付き合わない」なんて書いてある。 …

          【ポジティブ】も、「過ぎたるは、及ばざるが如し」。

          【銀座ルノアールとは何か?】

          「銀座ルノアール」とは何か? これは非常に難しい問題である。 そもそも、「銀座ルノアール」という店舗は存在しない。これは社名である。 あるのは、「喫茶室ルノアール」か「cafeルノアール」だ。 他にも「ミヤマ珈琲」や「NEWYORKER’S Cafe」も銀座ルノアール社の店舗である。 また、フランチャイズ展開を図るブレンズコーヒーの運営会社は、銀座ルノアールの子会社である。 銀座ルノアールは、もともとはボランタリーチェーンであった。 ボランタリーチェーンとは、w

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          ソーシャルメディアに関して、企業の関心は「守り」と「攻め」の2つあるが、それらにもトレンドがあるような・・・

          こんにちは、西です。 執筆記事が掲載された見本誌をお送り頂きました。 「ソーシャルメディアで企業価値の毀損を防ぐ方法」 下記の画像では読めないと思いますが、WEBにも記事掲載して頂いていますので、宜しければそちらもご覧ください。 http://www.jtua.or.jp/ict/column/management/201310_24management.html 131219_144204この記事を頂いて、ふと今年一年を振り返りますと、「ソーシャルメディア」に関す

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          百田尚樹・第2作「耀く夜」が第1作の「永遠の0(ゼロ)」と全然トーンが違ってびっくりした件

          こんにちは、西です。 いや~、前回ブログに書いた通り、「永遠の0(ゼロ)」を読んで、その緻密な取材と重厚な物語に引き込まれ、大長編をあっと言う間に読了してしまったわけですが。 「はぁ~百田尚樹すごい!」と言う訳で、続く第2作「耀く夜」を買ってきたわけです。 それしても、1作目と異なり、本当に薄い。しかも短編集だということで、5話入っているんだとか。 で、読んでみて、びっくりです! タイトルの「耀く夜」とは、クリスマス・イブのこと。 そのイブの夜に、いずれも陰を持っ

          百田尚樹・第2作「耀く夜」が第1作の「永遠の0(ゼロ)」と全然トーンが違ってびっくりした件

          百田尚樹・著 「永遠の0(ゼロ)」

          こんにちは、西です。 年末年始に公開される映画(いわゆる「お正月映画」)の1つに、「永遠の0(ゼロ)」があります。 今年、「海賊と呼ばれた男」が本屋大賞を受賞し、”時の人”になった感のある百田尚樹氏のデビュー作です。 この作品、デビュー作ではありますが、緻密な調査に基づく、重厚な作品に仕上がっています。店頭でも売れているようで、私も興味を持ち、読みました。 あらすじは、ある若い男が姉と共に、戦時中に特攻として死んだ自分達の祖父のことを調べようとするところから始まります

          百田尚樹・著 「永遠の0(ゼロ)」

          FOM出版「情報モラル&情報セキュリティ」が発売されました!

          こんにちは、西です。 私のほうで執筆協力させて頂いた書籍が、FOM出版(富士通エフオーエム株式会社)から発売されました。 本書は中学~大学までの学生さんをターゲットに、現代のようなネットやPC,スマホ時代に潜む様々なリスクを32の事例で説明し、しっかりリテラシーを身につけていただくことを目的としています。 ひと口に「ネットやPC,スマホのリスク」といっても多種多様です。 ・個人情報の取り扱い ・著作権の考え方 ・ウイルスやネット犯罪への対処 ・ネット依存症にならないた

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          「頭が悪い」ことがコンプレックスでした

          こんにちは、西です。 本日のブログは非常に個人的なことなのですが、自分(西)のコンプレックスの話です。 表題にある通り、私はずっと、「自分は、本当に頭が悪いなぁ」というコンプレックスを持っていました。いや、正しくは今でも持っています。 以前このことを知人に言うと、嫌な顔をされました。 彼曰く、「国家試験受かって経営コンサルタントをやっている奴が、何言ってるんだ。嫌味にしか聞こえない」、とのことでした。 確かに、「学校の勉強」という意味では、世の中の平均よりは多少は出

          「頭が悪い」ことがコンプレックスでした

          【書評】職業、ブックライター。

          こんにちは、西です。 先日、担当して頂いている編集者さんが「読みたい本」としてFacebookで紹介しているのを見て、思わず買ってしまった本です。 「なるほど!」っと感じたポイントがありましたので、幾つかご紹介したいと思います。 その前に、書名にある「ブックライター」とは、著者と編集者さん(今回facebookで紹介された方とは別の方)と相談して作った造語らしいのですが、「ゴーストライター」とも呼ばれる仕事のことです。 ゴーストライターと言うと、あまり良い印象を持たれ

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          「ペルソナ」はどうして必要か?

          こんにちは、西です。 マーケティングにおいても、文章作成(ライティング)においても、「ペルソナを設定することが重要だ」と良く言われます。 「ペルソナ」とは、簡単に言ってしまえば、「あなたのやりたい行動(マーケティングやライティング)の対象となるユーザーモデル」のことです。 対象となる理想的なモデルをできるだけ具体的に想定し、「その人だけに振り向いて貰えるように行為しろ」ということですね。 しかし、ブログ執筆ぐらいならともかく、WEBやチラシなどの制作を、「ある特定の人

          「ペルソナ」はどうして必要か?

          マーケティングに使える【購買者心理法則】(3) ~「返報性の法則(詳細)」「一貫性の法則」

          Webマーケティングにしても、リアルなマーケティングにしても、そのキモを一言で言えば、顧客に「その商品・サービスが欲しい!」と思わせることです。 そのために、我々は日夜、汗水流して商品・サービスを改良したり、アピールしたりしている訳ですが、 当然ながら、「欲しい!」と思ってもらうためには、顧客の心理に効果的に訴えることも必要です。 というわけで、今回は、「顧客の心理に効果的に訴える方法」=「購買者心理法則」をご紹介したいと思います。 【返報性の法則】 まずはコレです

          マーケティングに使える【購買者心理法則】(3) ~「返報性の法則(詳細)」「一貫性の法則」

          WordPressでスマホ対応(レスポンシブデザイン)のテーマを使う

          こんにちは、西です。 最近、「Webサイトのスマホ対応」について、質問を受けることが多くあります。 「スマホ・ファースト」という言葉もあるぐらいですし、スマホの普及の速度が尋常ではないことは、みなさん判っているでしょうから、そのような質問も出てくるのだと思いますが、 先日、日経デジタルマーケティングに「アラサー女子のPC離れが顕著」という記事が出ており、予想できたこととは言え、これはこれでインパクトがあります。 アンケート結果を平均値で分析してみても意味がないどころか

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