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【映画感想】要塞VS要塞に決着!戦士の散り際を見届けよ!

■映画名

銀河英雄伝説 Die Nene These 策謀―第一章―

■鑑賞日

令和4年10月2日

■概要

いよいよ始まった銀河英雄伝説の第二回映画シリーズ。今回も3部作で描きます。旧OVA版における第二期が描きなおされています。前回のラスト、とてもいいところで終わってしまったので、今回が待ち遠しかったファンの方も多いのではないでしょうか!

■徒然なるままに

◎全体として

前回のラストから引き続きということもあり、冒頭から激しい戦闘シーンと演出で始まりました。結末は知っているものの、やはり美しく描きなおされた戦闘シーンは圧巻です。正直、戦闘シーンにおいては旧作を大きく上回っているため、今後も期待が持てます。(旧作の戦闘シーンもあれはあれでよかったのですけどね。)
前半の45分くらい?は要塞VS要塞のラストを飾る、激しい戦闘シーンが描かれるため、後半の政治的な話とのギャップが、いつもより感じられるかもしれません。人によっては、退屈と感じてしまう可能性も・・・。私は、銀河英雄伝説の戦略的な部分も戦術的な部分も好きなため、どちらも深く楽しめました。
今回も変わらず素晴らしい作品であり、かなり面白かったです。
以下、いくつかトピックをあげます。

◎ケンプはきっと本懐をとげた

前半の大規模な戦闘シーンで、帝国側の提督の戦死するシーンが描かれます。このシーン、旧OVA版では、結構あっさり目に描かれていたのですが、今作においては、かなり丁寧に、美しく描かれています。過去に戦闘機乗りで、撃墜王だったというエピソードは、旧OVA版でも存在していましたが、このタイミングで印象に残したのは成功だったと思います。

◎重要女性キャラ同士の対談は必見

主人公の一人、ラインハルトの姉であるアンネローゼと、ラインハルトの信頼する補佐官であるヒルダとの会合が描かれます。このシーンは穏やかな内容で、派手さには欠けるシーンです。しかし、この作品の中で、とても重要な事の一つが語られているシーンでもあります。そのせいか、丁寧かつ綺麗に描かれていると感じました。じっくりと観ることをお勧めします。

◎政治的な駆け引きの描き方が一品

第二期の中でも、短いですがとても好きなエピソードです。具体的な内容に触れるのは避けますけども、これぞ銀河英雄伝説!といえるような政治的駆け引きが展開されます。こういう話が好きな人、今作のファンには多いのではないかと推測します。ただ、個人的には旧OVA版の方が好みではありました。

◎同盟サイドはお休みのターン

元々、銀河英雄伝説は、国が違う主人公によるダブル主人公体制になっています。話のメインとなる陣営が交互に入れ替わって物語が進んでいく形です。今回は、同盟サイドのお休みターンなため、登場シーンは少なめです。そのつもりで観てくださいませ。

◎やっぱり次も楽しみな感じです

今回も、とてもいいところで終わります。まぁ、連続作品である以上、仕方ないのですけどね。もう少し、キリが良いとこで終わってほしくもあります。とはいうものの、次回予告ではテンションが上がりまくります。次は今月末から。期待して待ちます。

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