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ザオヴァナイン・カイザーは本当にクソカードなのか?

どうも最近note書いていなくて記事を全く書く気が起きないことに驚いたブライトンです
今回は2019年8月9日に発売された刃鬼のクロニクルデッキに入っていたザオヴァナイン・カイザーについてある程度の考察をしていきたいと思います
正直他の方も書かれている内容なのである程度のネタ被りはご了承ください


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ではまず改めてカードの効果を確認してみよう

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ザオヴァナインカイザーは光水の9マナで出た時と攻撃時にガチンコジャッジに勝てばそのターン相手は呪文を唱えられなくするパワー9000のWブレイカーのドラゴンだ
今のご時世ラフルルやナンバーナインなどのカードが存在し明らかに見劣りするスペックでほとんどの人がパッと見て弱いと言ってしまうだろう

コスト9だからGOD,多色だからオーケストラに入るんじゃないかと色々な人が言うがどちらも入る理由にはならないぐらいに合わない(GODだとナイン抜きでもサファイアウィズダムが、オーケストラだとリンネビーナスとドギラゴン剣とのシナジーが最高なラフルルがあるのでどうやっても入れたくならない)

そこで今回は他の観点からこのカードの強みを探っていきたいと思う

キング・コマンド・ドラゴンサポートを使う

キングコマンドドラゴンサポートなんてないだろうと思う方もいるだろう
しかしサポートカードは存在する

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このピアニスト・VAN・ビートである
このクリーチャーが出た時にデッキからキングコマンドドラゴンが出るまでめくり手札に加えることができ破壊された時にドラゴンを1体手札かマナから出すことができドラグシュートチャージャー等で踏み倒しと破壊が両方できるカードと相性がいい
つまりデッキの中のキングコマンドドラゴンをザオヴァナインカイザーだけにしておけば確定でサーチできすぐに出すことができてそこそこ相性がいいのである

よしこれで差別化できたな...






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...正直ナインの方が圧倒的に相性良いしピアニスト自体がそもそもそこまでして入れたいカードではないな

...次に行こう

レアリティがないことを生かす

このザオヴァナインカイザー、ホイル付きのカードであるくせにSRでもVRでもない
これがどういうことを示しているのか


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つまりレアリティ・レジスタンスによって手札に戻ることがないということだ

刃鬼のデッキタイプではSRやVRのカードがデッキタイプ的に多くなりがちなのでザオヴァナインカイザーを出した返しにこのカードを打たれてダイハードなどは手札に戻されてもザオヴァナインは戻されず呪文封殺を行えることができるのだ
出す前の段階でもマナに起きがちなカードではあるがランデスの被害を少なくすることができ対策にもなる
ゲームエンドまで持っていける呪文封殺クリーチャーはレアリティが高いことで有名なので差別化できるであろう


流石にこれならいけるだろう...





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なんとナンバーナインはツインパクト、非ツインパクト共にレアリティが存在しないのである
ラフルルも当然ながらSR,VRではないのでどうあがいても差別化できない
モアイランドはSRなのでこちらとは差別化できたなと思った矢先重要なことに気付く


そうナンバーナインとモアイランド共にバトルゾーンにいるとレアリティレジスタンスを相手に打たれることが絶対に無いのである

つまりこの考えは最初から完全に破綻していたのである(マナゾーンにモアイなら成立するが5c蒼龍に入れるとしても大地とシャナバガンとの相性がいいモアイのほうが優先されるのでザオヴァナインが入ることはない)

...気を取り直して次に行こう

イラストレーターがakagi先生であることを生かす

イラストレーターなんてデッキ構築で関係あるのかと考える人もいるだろう
しかしこれに関してもある

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そうハムカツのイラスト百烈ペンである
これでクリーチャーのイラストレーターをakagi先生に統一すれば5マナで大量ドローができる見込みだ
これならナンバーナインらと差別化ができる

しかし問題がある
それは2019年8月13日現在akagi先生が担当したカードがそこまで存在しないのである(超天編から参入したイラストレーターのため)

有名どころだと 音奏 オカリオ、龍装砲 アルティマキャノン、白皇角の意志 ルーベライノ、知識と流転と時空の決断ぐらいしか存在しない(決断に至っては百烈ペンの対象外である)

これに関しては時間が経てば経つほどカードプールが増えていくので問題はない

だが根本的な問題としてザオヴァナインを立ててから百烈ペンを打つのかがある
仮にアルティマキャノンを立てた後ザオヴァナインを出して呪文封殺したのであればそのままアルティマキャノンでワンショットを狙いにいくためどう考えても打つタイミングがない

つまりデッキビルディング時点で本末転倒なことをしているのである

...そろそろ真面目に考えよう

ハンターサポートを生かす

やはりサポートの充実したハンターでデッキを組むのが一番だろう
しかし刃鬼だと微妙というならば他に何か相性のいいカードがあるのだろうか?




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あった
このトラマルGGGは攻撃する時3回ガチンコジャッジを行い2回勝利でコスト8以下のハンターをそして3回全て勝利でコスト12以下のハンターを召喚扱いで手札から出すことができる
つまりガチンコジャッジと相性のいいザオヴァナインを出すのには最適なカードであるのだ
最悪ザオヴァナインを出せなくとも超絶奇跡 鬼羅丸を出して効果でザオヴァナインを出しに行ったりするのも良いし説明不要の鬼丸覇を出しても良いので悪くはなさそうだ

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またゴールデンビクトリーからも踏み倒しができるのはナンバーナインらと差別化できる点であり効果でスピードアタッカーが付与されるので2回ガチンコジャッジのチャンスがあるのも良い
つまり黄金龍 鬼丸「王牙」のファンデッキを作るのであれば十分採用できる範囲ではある

よってザオヴァナインカイザーは割と残念なカードではあるがハンターデッキで使うのであればそこそこ使えるカードにはなるなという結論に至った


ただどうせ使うのであればガチよりのデッキで使えるかどうか気になるところではある
なのでクロニクルデッキ通りに刃鬼のデッキで使えるかどうか試してみよう

刃鬼のデッキにおけるザオヴァナイン

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実際にクロニクルデッキをリスペクトして組んでみた刃鬼のリストがこちらになる

マナブーストとS・トリガー多めの構築となっておりミッツァイル系統でなければそこそこ戦える感じの構築となった
環境的に雑なドルツヴァイが機能しやすくメヂカラコバルトカイザーが立つだけで辛くなるデッキが多くなったのが追い風だと思った

本題のザオヴァナインカイザーに関しては使ってみたところ思ったより使う場面がありピン投なら採用を考えてもいいと思われる
具体的にはアナシャコなどのダイススパハリのダイハードだけではケアできない対面、ロマノフワンショットなどの場にクリーチャーが並ばずトリガー1枚で敗けが見える対面など呪文を1回打つだけで劣勢になる対面相手だとものすごく欲しく感じ実際にプレイしたときは勝つことができた
現代環境ではサイゾウミストの存在もありダイハードでケアできない呪文トリガーもケアできるのはダイハードフィニッシュと差別化できる点ではあった
活躍できる場面も限定的な場面ではあるが思ったより50回回して7〜8回ぐらいは活躍できるそこまで悪くはないカードではあるかなという印象を受けた

ただ呪文トリガーによるカウンターが流行っていない環境になると明らかに邪魔になるカード筆頭になるので環境によって枚数が変わるカードであることは間違いないので好みによって採用非採用を決めたほうがいいと思われる



結論:ザオヴァナインカイザーは限りなくクソに近い器用貧乏なカードである



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いかがだったでしょうか?

筆者自身今年の刃鬼のクロニクルデッキの情報が出た時かなり失望していたのですが試してみると思ったよりは悪くはなかったので何事も試してみるのは大事だなという教訓ができてよかったです

デュエキング含め今年登場した他のハンターもチェンジザのデッキや天門系統で出張して活躍したパーツだったのでハンタークリーチャーの強化という面ではそこまで悪くはなかったのではと今だと思います(ただしナチュラトゥルートラップはコスト2上げてもよかったのでエクストリームブレイン方式にならなかったのかなと真面目に思うぐらいにクソカードでした)

今年は過去最高傑作と言われるデッドダムドのデッキが同時に出たのもクソだと呼ばれる原因とも思えるのでまだ去年のゼニスのデッキと一緒に出たらマシだったのかなと思いました(その場合はおそらく黒歴史扱いにはなっていたと思いますが)

これを機にザオヴァナインカイザーを使ってみてはいかがでしょうか?

以上ブライトンでした







おまけ

ぼくのかんがえたさいきょうのざおゔぁないん・かいざー

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正直これぐらいしないとナンバーナインと差別化できないしそもそもこのスペックでも出張できるか怪しい節がある

...やっぱクソカードなのかもしれない

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