見出し画像

「祈りの科学」の出版をサポート

テルミー温熱療法の興梠先生とのご縁で、興梠先生のお兄さんが1990年代に書いた「祈りの科学」という小冊子を電子書籍とプリント・オン・デマンド(POD)で出版のお手伝いをさせて頂くことになりました。

興梠先生とは20代前半の頃に出逢い、それ以来テルミー温熱療法のセッション(施術)とカジュアルな雑談を通じて、身体、心、意識の事などについて色々とシェアして頂きました。

その恩返しと言ったら厚かましいですが、この小冊子の内容を知ることで何かしら助けになる人が確実にいるだろうなと直感的に感じ、その旨を興梠先生に伝えたら世に出すことを快諾してくれたので、お手伝いをさせて頂きます。

興梠 弘一プロフィール

1947年4月27日生まれ

宮崎県延岡市出身

生後、病気で生死をさ迷うなど、虚弱な幼少期を過ごしながらも音楽の才能を開花。

小4の時に、プロのハーモニカ奏者にスカウトされるが、親の同意を得られず断念。その後もバッハを始めクラシックへの造詣を深める。

15歳、ヨガに出会う。

17歳、児童文学を中心に創作開始。

同時期に仏陀、および空海の研究活動。

1998年、クリヤヨガの指導を開始する。

2013年2月15日、他界。

興梠 守 プロフィール

興梠 守
イトオテルミー療術師。音楽家。時事翻訳家。
http://jijihonyakuka.com/
1950年10月1日生
宮崎県延岡市出身
72歳
1981年 ビクターからバンド(3人編成)デビュー。
1984年 長男のアレルギー疾患で温熱刺激療法イトオテルミーと出会う。
1985年 聖イトオテルミー学院10期生として卒業。
同年6月 療術師資格取得。
1995年、インドでテルミー普及をきっかけに毎年渡欧。英、仏、独、オーストリアでテルミーのワークショップと「なつかしい」セミナーを開催。
2011年3月、放送大学人間探求科を卒業。


「祈りの科学」出版に際して興梠先生の「まえがき」


あなたはその人と待ち合わせをしている。その場所はどこだろうか。その時はいつだろうか。やがてあなたは、あなたを待っているその人と会う。その人もあなたもお互いに会いたがっていた事を知る。
その人とは誰だろうか。
本来のあなただ。
本当のあなただ。
あなたは、この本でその人と会うことになる。

興梠 守
(興梠 弘一を見つめてきた弟)

興梠 弘一著 「祈りの科学」'95年発行の「あとがき」から引用

祈りは奇跡をもたらすといわれている。では奇跡とは何であろうか?それは常識ではあり得ない事であり、現代科学ふうにいうなら、科学的法則を無視した事柄である。それなら科学とは何であろうか?

それは法則を満たしさえすれば、誰にでも、また何度でも再現可能な事柄である。ここに記した祈りの方法は、それがすべて正しく行われるかぎり、信仰を持っているものにも、持っていないものにも、果ては無神論者にさえも、その祈りが叶えられる方法であり、法則である。

つまり誰にでも、また何度でも再現の可能な法則である。それならこの祈りの方法は、科学であるといえる。

そして科学である以上、すべての法則が満たされた時だけ、それは現実のものとなり、あなたの望む状態が再現される。心は全てに優先する。それが第一法則である。だから心に願ったことは、必ず実現するのである。

心は同時に二つのことを思うことは出来ない。これが第二法則である。だから人を恨みながら自分だけは幸福であるような願いは実現しない。自分が幸せになりたければ、決してそれ以外の事を思ってはならない。「全てが幸せであります」それこそが幸せを実現させる法則である。疑いを持ってはならない。これが第三法則である。大樽いっぱいの酵母に、たったひとつの納豆菌が混入してもお酒は出来ないように、些細な疑いの気持ちが、あなたの祈りを台無しにする。

とはいっても、心は常に揺れ動くものである。だからこそ、祈りを実現した人は少ないのであり、だからこそ、祈りが実現すると人はそれを奇跡と呼ぶのである。

そうならないためには、心を集中しなくてはならない。心の集中力の度合いに応じて、その祈りの実現が決定される。これが第四法則である。

心は、内に向かうとき、沈黙となり、集中となるが、外に向かうとき、騒音となり、拡散してしまう。だから、祈るときは沈黙を守り、実現するまではそれを決して口外してはならない。心は、それを思い続ける事により、注意を払い続ける事により、凝視し続ける事によりそれを実現させる。これが第五法則である。

だから心配性の人はそれが実現するのであり、病気平癒を祈っている人はそれを祈りつづけなくてはならない状態が実現するのである。だから「私は元気です」と祈っている人は、「私は元気です」といえる状態が実現するのであり「幸せでありますように」と祈っている人は「幸せでありますように」といえる状態が実現するのであり「幸せです」と祈っている人は「幸せです」といえる状態が実現するのである。

また、漠然と幸せを祈っている人は、漠然とした幸せが実現し、明確な幸せを祈っている人は、明確な幸せが実現するのである。心は全てに優先するのであるから、心で願ったことは必ず実現すると信じ、また心は同時に二つのことを思うことは出来ないのだから、たったひとつの願いに集中し、その集中を乱す疑いを退け、その集中を助ける沈黙を守り、こうありたいと願う結果だけを思い続ける事である。

これが祈りの法則のすべてであり、法則をすべて正しく満たせば、祈りを必ず実現するのだから、この祈りの方法は科学である。祈りが叶えられないとき、その責任はすべてあなた自身にあるのであり、宇宙の創造者にあるのではない。ゴルフでもスキーでもボーリングでもテニスでも、科学的なトレーニングは上達の近道ではあるが、最初からうまく行かなかったからといって、そのトレーニング方法に責任があるのではない。

上達に失敗はつきものである。そして失敗を重ねることによって上達する。名人と呼ばれる人たちは、いくら失敗してもそれにめげずにやりとげた人たちでもある。

あなたが祈りの科学に上達し、幸せを願うとき、それは世の中全てを幸せにしていることになるのだから、是非ともめげずにやりとげて欲しい。それが本書の目的でもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?