クンダリーニ・メディテーション
クンダリーニ瞑想といわれる瞑想法はいくつかの種類がありますが、
いまここで紹介するクンダリーニ瞑想法は、OSHO(Bhagwan Shree Rajneesh)によって考案された瞑想法です。
下記はインド・ダラムサラにあるOSHO Nisarga Meditation Centerによるクンダリーニ・メディテーションのインストラクション・デモ動画。英語ですが、とても分かりやすく的確な説明です。
この瞑想は、前半は音楽とともに気持ちよく身体を動かすアクティブ瞑想、
後半は座ったり横になったりしながら、瞬間瞬間に気づきをもたらす、いわゆる通常の静かな瞑想のふたつの側面を、ひとつの技法のなかにとりこんだ新しい種類の瞑想法です。
身体をシェイクしたり、自由に動かしたり、踊ったりすることができるので、前半の30分で身体が気持ちよく疲れはて、後半の30分の静かに気づいている静的瞑想の時間に、すっと「無心のとき」を体験することができるという組み立てをもった現代的、モダン・タイムの瞑想技法だといえるでしょう。
現代人はブッダが教えを解いていた2500年前の人々とちがって、マインドのなかがたいへん忙しく複雑になっています。
ですから、最初からただ静かに座って瞑想するのは、大変難しいことです。瞑想の時間になって座布団の上に坐ったからといって、実際問題、身体は止まっても、頭のなかは簡単には止まらないのです。
現代に生きて、仕事をし、友人と交際し、コンピューターを使い、家族を持っているような普通の人たちには、最初から静かに瞑想することなど、ほとんど不可能に近いといっても過言ではないでしょう。
そういう意味では、この瞑想はシェイクという強烈な浄化と、ダンスという楽しい遊びをなかにふくみながら、心の表層にうごめく混沌(カオス)を一掃し、その深層にある「静かに観ている」という自己の本性を、わりと簡単に味あわせてくれます。
このクンダリーニ瞑想は、もうひとつの瞑想法である「ダイナミック瞑想」とひとつの対をなしていて、ダイナミック瞑想は早朝に、クンダリーニ瞑想は夕方にするようにいわれてますが、夕方は忙しいからできないというより、朝でも、夜でも、できる時間におこなったらよいと思います。
この瞑想は、4つのステージからなる1時間の瞑想です。クンダリーニは、生命エネルギーのシャワーを浴びるかのようです。柔らかな振動で、あなたを一日のものごとから開放し、再び新鮮に生き返らせるでしょう。
第1ステージ(15分)シェイキング
ゆったりと立ち、エネルギーが足元から上昇して来るのを感じながら、全身を振動させましょう。身体のあらゆる部分が、手放し状態で開放されるのを許し、振動そのものになります。目は閉じても、開けていてもかまいません。
第2ステージ(15分)ダンス
感じるままに踊りましょう。身体全体を、それが動きたいように動かしましょう。ここでも、目は閉じても開いたままでもかまいません。
第3ステージ(15分)座る or 立ったまま瞑想
座るか立ったままで、目を閉じて静止します。あなたの内なるところ、そして、外側でおこっていること、すべてを目撃し、観照したままでいます。
第4ステージ(15分)座る or 横になりサイレンス
目を閉じたまま横たわり、静止しています。
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