三限目(2):回避

本日最後のコマ。外は真っ暗、人数は5名。どうやら緊急回避の教習は教習コース貸切手間実施するらしい。夜の校舎に入り込んだみたいでワクワクする。この時間のルールは二つ、ウィンカーは出さないこと、それから信号を守らないこと。
いつもの急制動の場所までバイクを動かす。発進エンストせずに済んだ。個体差がまたあるのにまだ慣れない。発進する前にスロットルを回して感覚を掴むしかないのかな。

緊急回避


まずは緊急回避。黄色線が進行方向に向かって2本引いてあり、間に1.6とか1.8とかの数字が一定の間隔で書いてある。40キロで侵入し、パイロンに差し掛かったらハンドルを切って黄色線を踏まないように右が左へ避ける。一回目は左右どちらでもよい。二回目は進行方向のかなり向こうに教官が立っており、パイロンに差し掛かる直前で赤白の旗をあげる。白旗をあげたら右へ、赤旗をあげたら左へ避ける。反応時間がプラスされるので先ほどより避けづらい。三回目も同じ。順番にやってみる。
まず40キロ出すのが難しい。40キロ出すとランプが点くので教官から見てもわかると言われたが結局どのランプが点くのかわからなかった。水色かなあ。わからないってことはスピード出せてないんだろうな。カーブ手前の直進で三速まであげてしまえば30キロは出せるようになった。
一回目は黄色線を避けられた、と思う。二回目は旗を見てからハンドルを切ったらもうその時点で黄色線に差し掛かっていた。三回目も同じく。全員終わって集合。たしか平均1.6とかのあたりでみんな黄色線の外側にいけてましたと言われた。これは反応時間、大体1.6秒かかるよってこと。これで何を学ぶかというと、路上でトラックの積荷が落ちたとか、障害物が現れた時に横に避けるのはかなり危険。止まれるなら止まったほうがいい。その為の急制動とのことでした。

擬似追突

次は擬似追突体験。教官が中央線上を走るので、左車線を走行しながらついていく。追突を体験する為に車間距離はあけない、ぴったりついていく。セカンドのまま走る。外周4分の1ほど走ったところで教官のバイクのブレーキランプが光った。慌てて急ブレーキ、セカンドのまま止まる直前でクラッチ。急制動と同じ手順で停止。結局ちょっと被った。真後ろ走ってたら百パー追突している。ぶつからないのわかっていても怖かった。この講習もしかしてずっとこんなことする?心臓もたないわよ。

急制動


次は急制動。40キロで進入し、一回目はパイロンからブレーキをかけはじめていつもの通り2本目の線で停止。二回目はどこからブレーキをかけてもいいけど一番奥の停止線の直前で停止。目標からの停止と、目標に向かっての停止。一回目は少しオーバーしてしまった。二回目は止まれた。ガクン、となるのが怖いけどもっと思い切りブレーキかける必要があるな。これは進行方向の交差点が黄色信号になったとき、停止線に向かって止まれるかの練習とのこと。わっかりやすう、、、ギア落としてる場合じゃない時はまずブレーキを優先する必要がある。クラッチは直前で握る。

カーブ


続いてカーブでの回避。一周目はセカンドで20キロ。二周目はサードで25キロ。三周目はサードで30キロ。四周目は安全速度。安全速度とは、何があっても避けたり止まったりができる速度。この速度でカーブに引いてある2本の白線の間をはみ出ないように走行する。ただし、白線をはみ出た場合は次の周回では同じスピード、またはスピードを落として走行すること。できんかったらスピードアップせんといてください、と言われた。
一周目20キロ。この時点で白線超えてしまった。スラロームやクランクもそうだけど、ハンドルを切ることに苦手意識があるかもしれない。身体を倒すのが怖いのかな、、、課題だと思う。結局三周目まで20キロのまま。四周目はさらにスピードを落として15キロで走行。カーブに差し掛かったところで、白線の終着点に潰れたパイロンが置いてあることに気がついた。落ち着いて左に避けて走行。安全速度ってこれのことか。
カーブ終わりに一番遠心力が強くなる。いける、って思って走行していても最後に曲がりきれなくて事故になるケースが多い。だから必ず安全な速度で曲がることが大切。身に染みて感じました。

事故回避


最後は自動車との事故を想定した走行。交差点を通って外周の手前半分をぐるぐる走る。その間車が邪魔してくるので、危ないと思ったら必ず避けずに停止する。みんなで一列になり、かなり車間距離を開けて走行する。いや、これがね、もうとっても怖かった。
こちらが直進の時に路地から飛び出してくる。交差点で強引に右折してくる。路上で停止している車両が突然発進する。いずれも手前で停止できたけど、これが路上でいざ出会ったら冷静に止まれるか不安になる。怖かった。
ほんとの最後に、交差点を右折して発着点に戻ってくださいと言われる。対向車線には自動車が停止している。必ず交差点の真ん中で停止して、バイクが自動車の奥から飛び出してこないかを確認してくださいと言われた。その通り交差点の中で停止して、身を乗り出して前方確認するとバイクが飛び出してきた。怖!止まっててよかった。二台目が来ていないことを確認して、そろそろと発着点に帰る。
ここで教習終了。次回はまた走行から。それにしても怖い回だった。全身に力が入っていたみたいで、ぐったりしたまま送迎バスで帰りました。

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