八限目:走行(4)
過去一楽しい教習
一つ前に続けての二限目でしたが、いやもうこの時間がとても楽しかった!教官の教え方がやさしくて非常にわかりやすくて、いやあ、バイクって楽しい!ウキウキしながら帰ってきた!
この時間は私と背の高い男性の二人。教官は先ほど声をかけてくれた優しい人!男性が「眼鏡ありやね、コンタクト見せてください」と言われて何故かきょとんとしている。「見せてくださいって言われたことない?」と聞かれ、何故か戸惑い顔。急に走行の実技教習にタイムスリップしてきたのかな。だとしたらバイク乗れててすごい。
なかなか普通に戻れない
前回からの申し送りは「次から普通で」だったけど、最初は小型ではじめましょうと言われる。なかなか普通に戻れない。「僕さっき見てたけどちゃんとは見れてなかったから、まずは小型で見せてね」とのことでした。
まずはならし走行。小型で真ん中あたりを走る。ついていけてる。よしよし。難なく終わってそのまま一本路へ。二回目でようやくクリア。小型はパワーが落ちるから平均台の上でもアクセル回さないと進めないらしい。最初は勢いよく乗って、アクセル回しながら(普通ならアクセルいらない)、段々減速して最後にタイム稼いで終了する。一本路はそこまで苦手意識ない。
続いてS字。なんかふわふわするけどまあまあ悪くない。出口で別のバイクが横から来てた時、セカンドのまま止まってしまうのが課題。落ち着いて1速に落としてから止まりたい。
問題のスラロームへ。入りと出の加速を意識する。パイロン飛ばすことはなくなった気がする。慣れかな?三回ほど走った後、何秒台やったと思う?ときかれた。パイロン避けれたけどあまり加速ができなかった気がして、8秒超えてたくらい?と答えると「うそやーん!」と笑顔。なんと7:48!なんだあのくらいで全然いいんだ、と思う。それにしても今回の教官、ご陽気で優しい。気のいい近所のお兄ちゃんみたい。
久しぶりのCB400SF
そしてなんとタイムも全部クリアできてるということで、普通二輪に戻ることに!久しぶり、CB400SF!
久しぶりに乗るので、まずは外周を二速のままぐるぐる回る。重い。でも怖くない。発進はスムーズにできた。一番長い直進でスピードアップを意識。カーブで前でブレーキを三回握って減速。一速に落として停止。よし、いける。
まずは一本路。小型と違って、クラッチ繋いで両輪乗り上げたらあとはアクセル回さなくても惰性で進む。小型より楽勝。スピード出しすぎたらクラッチ離せば動力が途切れて減速する。さらに減速したければ後ろブレーキ。理論がわかっていれば頭も混乱しない。
続いてS字。ここも入りが怖いけど、一本路と同じくクラッチ離せば減速するし、ふらついたらまたクラッチ繋げば進む。感覚で覚える感じ。でも適切なスピードで入れるようになった。目線が下がってしまうので気をつけたい。
次は急制動。急制動もそこまで苦手意識ない。スピードがなかなか上がりづらいけど、停止はまあちゃんとできるし多分大丈夫。
最後にスラローム。小型で特訓したお陰もあり安定してきた!あとはタイムの問題。なかなか8秒切れない。「僕今から怖いこというね。向こうの直線で三速に入れて、そのスピードのまま入ってきて」と言われる。エンストしないようにちゃんと三速のスピードのまま来い、とのこと。え〜怖〜。指示通り直線でスピードアップ、三速に入れる。そのままカーブ回る。左ウインカー。後方確認してそのスピードのままスラロームのコースへ入る。あれ?意外と安定して走れる。ハンドルもすいすい切れるし車体もちゃんと傾いてる。出口でしっかり加速もできる。タイムはなんと7:30。いけるやーん!と教官もガッツポーズ。もう一度繰り返して、感覚を掴んだところで二速に戻して再練習。なるほど、二速だとエンジンブレーキが効いてきまうのでスピードが落ちる。だからちゃんとアクセル回してスピード出してあげる必要があるのか。理屈はわかっていても適切なスピードが掴みづらい。入りで加速しすぎて中で曲がり切れずパイロンすっ飛ばすこと多々あり。それにしてもシミュレーションのときに言われた「君たちとバイクの二つ倒れるより、パイロン一個倒れた方がみんな楽」という言葉がものすごく救いになっている。毎回起こしてくださってありがとうございます。
反復練習
なかなか安定しないので8の字で練習することに。目線は遠く。身体は真っ直ぐのまま膝を入れて車体を傾ける。とにもかくにも目線。それにしてもバイクって、見ている方向に進む。これだけは理屈じゃなくてオカルトだと思っている。
ここで新しく教えてもらったこと。アクセルはあそびの部分と、かかりはじめる部分がある。あそびの限界まで捻っておいて、車体を起こしたいときのさらに少しだけ捻ると必要な分だけかけられる。確かに。いつもアクセル回しすぎてスラロームの真ん中でブォン!と加速したり、逆にアクセル足りなくてパイロンすっ飛ばしたりしていた。これならうまくできるかも。
最後にもう一度だけスラロームへ。加速意識。アクセルはあそびの分だけ捻っておいて、必要なタイミングで回す。目線はとにかく遠くへ。タイムは7:50。クリア!
バイクを立てて集合。質問ありますか?と聞かれてないけど楽しかったです。とアホみたいに感想述べてしまった。だってめっちゃ楽しかったし。あとなんか汗だく。11月ですよ。教官からは「小型の練習が生きてきたね!もう一時間やればもう十分でしょう!」と言ってもらえた。最後にアドバイス。一速から二速に入れる時にスピードが出きってないからガクン、となっている。ちゃんと加速してからセカンドに入れるといいよ、とのこと。
この時間本当に楽しかった。お天気も良くて、できなかったことが出来るようになって。程よく汗もかいて。毎回こんな気持ちになれたらいいな、と思い4日目の教習は終了。
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