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【ルール】アンロックタワー【紙ペンボドゲ】

この記事は紙ペンボードゲーム「アンロックタワー」のルールです。


ゲーム概要

プレイ人数:3~4人
プレイ時間:60分
対象年齢:8歳以上
・6つのタワーを最も開発したプレイヤーの勝ち
・タワーの建設と能力のアンロックを繰り返し、最終的に解除できた実績を競う
・実績には「水平実績」と「垂直実績」があり、それぞれ勝利点(VP)が計算される

ゲームの準備

・各プレイヤーは以下のものを準備

①ゲームシート(A4紙)
②えんぴつ、消しゴム
③六面ダイス

おおまかなゲームの流れ

・ラウンドは5つのフェイズで構成されている

フェイズ0…全員が六面ダイスの好きな目を選び、手で覆い隠す
フェイズ1…まず1の目を選んだプレイヤーがダイスを公開し、2以上の数字を指定する。その後、全員がダイスを公開し、フェイズ1効果を使用する
フェイズ2~3…各フェイズについて全員が効果を使用する
フェイズ4…選んだ目に関わらず、全員がフェイズ4に記載されている効果を好きな順で何回でも使用する

・上記のラウンドを繰り返し、あるフェイズで「16階層以上に到達したタワー」が3つ以上になったプレイヤーが現れたら、そのラウンドの終わりでゲーム終了
・勝利点(VP)が最も高いプレイヤーが勝利

ゲームの詳細

ゲームシートの各部分の名称

・シートの中央の6つの縦レーンはタワー1から6を示しており、上側が「建設エリア」、下側が「効果エリア」となっている
・紙の右側には、資源管理用の「コインカウントエリア」と「勝利点エリア」がある

ゲームシートの各部分の名称

効果の使用と建設

・フェイズ0でダイスの目を選ぶと、フェイズ1以降、その下に書かれている効果を上から順に使用できる。
・例えば、3の目を選んだ場合、効果エリアのイラストは『タワー3をプラス3階層する』という効果を示している。この場合、選んだタワーの建設エリアの下から3番目の区画にタワートップを表すシンボルを書き込む

例:「コ」の字を90度傾けたようなシンボルを、該当する区画に書き込む

・また、2回目以降はタワートップの上に数字分の階層を書き足す。

例:既に3階層にシンボルがあるダイスタワーにプラス1階層した場合

・建設エリアの上限は最大20であり、それ以上は建設することはできない。
・効果によって階層をプラスしたときに、上限を超える場合、その効果そのものが無効となる。

例:
①プレイヤーAはダイス3について、19階に到達していた
②プレイヤーAはダイス3を選んだ。フェイズ1の効果は『タワー3をプラス3階層する』だが、22階になるので無効となる
③フェイズ2は『タワー3をプラス1階層する』のため、20階にタワートップのシンボルを書き込んだ。

効果のアンロック

・ロックマークのチェックボックスがあるところの効果は、そのフェイズ開始時点までに「アンロック」していないと使用できない。

・アンロックマークのある階に到達したフェイズで、即座にアンロックマークに取り消し線(/)を書き込み、ロックマークのチェックボックス1つにチェック(☑)を入れることで、その効果がアンロックされた状態になる。

・ロックマークのチェックボックスに矢印がある場合、アンロックは必ず一番上から行う必要がある

コインの獲得

・コインマークのある階に到達したフェイズで、即座に建物エリアのコインマークに取り消し線(/)を書き込み、コインカウントエリアのコインマークを丸で囲み、獲得した状態を示す
・コインは消費するまで保持される
・保持できるコインの数に上限はないものとして扱う

効果の種類

①タワー+数字
・そのタワーを数字分プラスする

②Xタワー+数字
・任意のタワーを数字分プラスする
・「+1~2」の場合、1もしくは2をプラスする。

③条件つき効果
・水色のエリアは条件が付いている。条件を満たしていない場合は、水色のエリアの効果は使用できない(水色のエリア以外の効果は使用できる)
・効果の使用は上から1つずつ行う(数字の合算は行わない)

④タワー+ダイスロール
・ダイスロールを行い、その出目分数字をプラスする
・Xタワー+ダイスロールの場合、『どのタワーをプラスするか』を先に決めた後ダイスロールを行う

⑤アンロックマーク
・まだアンロックされていない箇所を1つアンロックできる

⑥コインの獲得
・記載されている枚数分のコインを獲得する(コインカウントエリアに丸を記入)

⑦コインの消費
・獲得済みのコイン(丸がついているコイン)に取り消し線(/)を書き込みコインを消費することで、矢印の右の効果を起動する

⑧アンロックボーナスのチェック
・対応する出目のアンロックボーナスにチェックを入れることができる

ダイスタワー5のフェイズ3を起動した場合

・1回効果を使用した以降はゲームに影響がない(1つのチェックボックスに2回目のチェックを入れることはできない)
※アンロックしただけではチェックは入らないことに注意。チェックを入れるにはアンロックした後に、フェイズ3を使用する必要がある

⑨特殊効果:1の目のフェイズ1の条件付き効果とフェイズ2の効果

・フェイズ1の条件付き効果について
 1の目を選んだプレイヤーはフェイズ1において、他プレイヤーが目を公開する前に先に公開する。そして、2以上の目を指定する。
 複数人のプレイヤーが1の出目を選んでいた場合、同時に指定する。
 指定後、該当するプレイヤーはダイスを公開する。
 もし、自分が指定した目を選んでいたプレイヤーがいたら、Xタワー+1~2の効果を使用する。
 なお、全員が1の出目を選んでいたら(誰の処理にも影響がないため)指定を省略してよい。
・フェイズ2について
 指定した目を選んでいたプレイヤーはフェイズ2以降を行えない。
 フェイズ1で指定した目と同じ目を参照する(変えることはできない)
 この効果は他の効果と同様、フェイズ2開始前までにアンロックされていた場合に使用できる。

勝利点(VP)の計算方法

水平実績

・ゲーム終了時に、建設エリアにおいて連続して横並びとなっているタワートップのセット数(4連続セットもしくは3連続セット)を確認し、該当する数だけチェックできる
・チェック1つにつき2VP
4連続セット…最大2か所分チェック可能(Aのチェックボックス)
 3連続セット…最大3か所分チェック可能(Bのチェックボックス)

4連続セットの例
3連続セットの例

垂直実績

・以下の3種類がある
 ①最速ボーナス
 ②最高階ボーナス
 ③アンロックボーナス

・チェック1つにつき1VP

①最速ボーナス(Cのチェックボックス)

・最初に16階以上に到達したプレイヤーがチェックを入れる
・同じフェイズで複数のプレイヤーが16階以上に到達した場合、高さに関係なく、両プレイヤーがチェックを入れる

例:
・あるラウンドのフェイズ1でプレイヤーAがタワー6の16階に到達した
・同じラウンドのフェイズ2でプレイヤーBがタワー6の17階に到達した
⇒フェイズ1の時点でプレイヤーAが16階以上に到達しているので、プレイヤーBは最速ボーナスを獲得できない

例:
・あるラウンドのフェイズ1でプレイヤーAがタワー6の16階に、プレイヤーBがタワー6の17階に到達した
⇒どちらも最速ボーナスにチェックを入れる

②最高階ボーナス(Dのチェックボックス)

・ゲーム終了時に各タワーについて、最も高くまで到達しているプレイヤーを確認し、チェックを入れる
・同率の場合は、該当するプレイヤー全員がチェックを入れる

③アンロックボーナス(Eのチェックボックス)

・前述のとおり
(主な効果の種類の「⑧アンロックボーナスにチェック」

勝者の決定

・水平実績のチェック数×2+垂直実績のチェック数×1が勝利点となる
・同点だった場合、以下の①~⑤について上から順に判定し、勝者を決定する。
 ①Aのチェック数が単独1位のプレイヤーが勝者
 ②Bのチェック数が単独1位のプレイヤーが勝者
 ③Cのチェック数が単独1位のプレイヤーが勝者
 ④Bのチェック数が単独1位のプレイヤーが勝者
 ⑤Bのチェック数が単独1位のプレイヤーが勝者

補足

ゲーム進行例

「フェイズ0です。ダイスの目を選んでください」
・プレイヤー同士で自由に会話可能
・他プレイヤーのシートは確認可能

「フェイズ1です。1の目を選んだ人は公開してください」

「1の目を選んだ人は、2以上の目を指定してください」
・1の目が複数の場合は、同時に指定する
・1の目を出したプレイヤー同士で自由に会話可能
・1の目以外を選んだプレイヤーは、自分が選んだ目を変えてはいけない

「他のプレイヤーは選んだ目を公開してください」

「全員フェイズ1を実行してください」
・自分の効果の使用が終わった以降は、他プレイヤーのシートを確認可能

「全員フェイズ2を実行してください」
「全員フェイズ3を実行してください」
「全員フェイズ4を実行してください」
・1の目を出したプレイヤーのフェイズ2がアンロックされている場合、指定された目を選んでいたプレイヤーは効果を使用できない

以上をゲーム終了条件が満たされるまで繰り返す

クレジット

ゲームデザイン:https://x.com/nireiro_udon(質問等ありましたらお気軽にDMください)
テストプレイ:LCLの皆さま


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