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ウルトラマラソンを語ろう #2 2024年 飛騨高山ウルトラマラソン71kmの部

 2024年6月9日に、飛騨高山ウルトラマラソン71kmの部に参加しました。ゴールは8時間半。全体順位で見ると、早いほうだと思います。今回71kmの部にしたのは、前後泊をテント泊としたので、翌日の撤収のための余力を残さなきゃいけないのが理由です。

レース終盤、水を浴びてクールダウン

■コースとペース

 事前に思い描いていた設定ペース(平地)はキロ6分半ですが、実際はもう少し速い6:10~6:30くらいでした。飛騨高山の序盤のペースは当てにならないので、20~28kmあたり、久々野~ひだ朝日村の区間で楽なペースをその日のペースにするのが正解かな?普通の100kmのウルトラマラソンだと、42kmを5時間、50kmを6時間でクリアするのを目標に走ります。今回もそのペースで走りましたが、あと30分程度遅くても良いと思いました。私は胃が弱点なので、スタート前に、ガスター10を飲みました。

 暴論ですが、飛騨高山ウルトラマラソンの10kmまでは、スタート前の花道みたいなものです。本番は10kmを越えてから。序盤は塩屋公民館(第2エイド10.5km地点)から走り乃神社(第7エイド35.6km地点)の約25km。このあたりは林間コースでアップダウンもありますが、まだ元気で脚は動くと思います。日陰も多く、高山のコースでは走りやすいはず。上りを走りきるか、歩きを混ぜるかは人それぞれです。私は、少し歩きを混ぜました。

 中盤は走り乃神社(第7エイド35.6km地点)から農道途中空き地(第10エイド53.4km地点)の約18km。高地林間で眺めが良く、かつ坂がてんこ盛りの区間です。71kmの部のメインイベントといえる区間。走り之神社では、ロキソニンを、40km地点でガスター10を飲みました。上りは歩き半分・走り半分といった感じ、下りは気持ちよく走れましたが、キロ5分~6分くらいです。急な下りはないので、脚を壊す心配はないと思います。この中盤さえ走りきれば、一安心です。

 終盤は農道途中空き地(第10エイド53.4km地点)からゴール地点までの約18km。緩い下りと平坦な区間ですが、終盤なので脚は重かったです。終盤に難所はありませんので、なんとか脚が動くならゴールできると思います。歩きが混じるのも仕方ないですが、長く歩きすぎると脚が動かなくなります。私は歩くのは50歩までと上限を決めていました。丹生川エイドの飛騨牛、今年は美味しくいただけました。

ゴール後

■エイドと補給

 高山のエイドはかなり充実していると思います。エイド食はパン・バナナを中心に、名産品のおやつなどがあります。第1関門朝日村エイドのヨモギうどん、火畑そば、丹生川支所の飛騨牛とシソサイダーは絶品でした。なぜか、飛騨牛は美味しい年とそうでない年があって、今年は美味しかったです。走り乃神社のリンゴ・トマトジュースは売り切れでした。第3ウェーブと第2ウェーブの遅い人は飲めない状況でした。

 自前の補給食として、ジェル×2、アミノ酸×4、ミネラル錠剤×2を持参。薬類として、ロキソニン、ガスター10、ストッパ(下痢止め)、コムレケアを持参しました。アミノ酸はスタート前と25km毎、ミネラル錠剤は25km毎に摂取。薬類は、ガスター10をスタート前と40km地点(5時間経過後)で、ロキソニンを30km地点で摂取しました。

 結果、気持ち悪くならずにエイド食を食べることができたし、足底筋膜炎以外に目立つ痛みはありませんでした。ロキソニンの解熱効果かもしれませんが、飲んだあとしばらくは肌寒さを感じました。

71kmの部のヤマは越えた

■71kmのコースについて

 飛騨高山のコースは、2022年に前半部分の変更がありました。スキー場に上らなくなって、標高差は小さくなったので楽になったかと言えばそういうわけではありません。ただ、急な下りはあまりないので、脚に優しくなったように思えます。

 飛騨高山の71kmの部のレビューは余りありませんので、自分なりの感想を書きます。多分、フルを4時間半で走れる人は、完走できる力を持っていると思います。フルを5時間かかる人は、ギリギリかちょっと厳しいかも。難易度は、中程度と思います。脚が元気な41kmまでにだいたいの難所を越えるので、終盤に走れなくなることは少ないと思います。千光寺の坂道を走れないのは残念ですが、エイドの充実感や、私設応援隊の多さ、景色の良さなど、71kmでも十分楽しいコースだと思いました。まあ、達成感から言えば100kmの方が断然お薦めですが。

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