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  • ゲームさんぽ考察

    ゲームさんぽに関する考察の記事をまとめています。

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  • 凡人論

    凡人が何かを成すための方法について書いた記事のまとめです。

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凡人は短距離走に向いてない

まず最初に言っておきますが、この文章は陸上競技の話ではありません。 短距離走というのはあくまでも比喩で、短期間に高負荷な努力を実行して何らかの成果を上げることを指しています。 そして凡人というのも世間の人々を指しているというよりは、「凡人たる筆者」の話です。 似たような人がいくらかは世の中にいるだろうと思って書いていますが、自分は違うと思ったら「そういう人もいるんだな」くらいの気持ちでお読みください。 ここで言う短距離走というのは、例えば三週間猛勉強してTOEICの点数を

    • 『ゲームさんぽ』における「面白い」のパターンについて

      以前『ゲームさんぽ』はなぜ面白いのかという記事を投稿しました。 その中で、大きく分けて4つのオチがあるという話をしました。 これはあくまでも一つの切り口に過ぎませんが、ゲームさんぽやそれに類似したコンテンツの面白さについて、多少は説明を与えることができるのではないかと思っています。 今回はゲームさんぽの一つの動画を取り上げて、前回の記事で説明した4つのオチのパターンの具体例をその中に見ていこうと思います。 おまけとして、個人的にゲームさんぽと同質だと思うコンテンツもいくつか

      • 人には見えない「穴」が見える人の話

        これは書くこと以外でもそうなのだが、新しいものを創ることができる人は世界に存在する「穴」が見える人なんじゃないかと思うなどした。 そして、これは書く動機として使えそうな考え方に発展させられるのではないか、とも思った。 書く動機は、いくらあっても多すぎるということはない。 今回はこのアイディアを書く動機に仕立て上げるべく、記事を書いてみることにした。 世界に「穴」が見える人例えば彫刻家が大理石や材木の塊を見ると、その中に掘り出されるべき彫刻の形が見える、みたいな話がある。 こ

        • 「ダメだった方法」を試した時間は損失でしかないのか?

          以前、『凡人は短距離走に向いてない』という記事を書きました。 ざっくりいうと「短期間に高負荷な努力を実行して何らかの成果を上げるのって結構無理じゃない?」みたいな内容です。 そこから導き出される取り組みとして、「習慣づくり」が挙げられます。 長期的な取り組みにならざるを得ないから、目標に向かうための行動を継続できるように習慣化しよう、みたいな感じです。 昨今、習慣を作るためのメソッドを書いた本は世に数多く出ています。 具体的な方法やワークシートを紹介しているものも結構あるの

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        凡人は短距離走に向いてない

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          「いいネタ」を思いついた時に警戒すべきこと

          前回に引き続き「書き上げる」の敵について書いていきたい。 今回取り上げるのは「いいネタを思いついた」時に注意すべきことである。 ネタを思いつくというのは素晴らしいことだ。 たくさん書きたいなら、それだけたくさんのネタが必要になる。 だが、まとまった文章を書きたくなるようなネタは、無限に湧いてくるものではない。 中でも「書きたい!」という意欲が湧くようなネタは貴重だ。 (まあネタが思いつかいから書かない、というのは完全に間違いだが) 「これはいいネタだ」と思えるものに出会っ

          「いいネタ」を思いついた時に警戒すべきこと

          「自分が書くものに価値があるのか?」という不安について

          自分のような「できるだけ短期間で『書ける人間』になりたい」という不遜な考えを持っている人間にとって、手っ取り早い(ように見える)解決策は「とにかくたくさん書く」ということだ。 「たくさん書く」と一言で言っても、ただメモを蓄積していくだけではうまくいかないのはなんとなくわかる。 文章として、一つの完結した形ができあがっているものを作ることが必要なはずだ。 つまり、「書き上げる」をたくさんする必要がある。 だがその「書き上げる」も言うほど簡単なことではなさそうである。 世にあ

          「自分が書くものに価値があるのか?」という不安について

          『ゲームさんぽ』はなぜ面白いのか

          こんにちは。 皆さんは『ゲームさんぽ』というものをご存知ですか? 簡単に言うと「色んな専門家とゲームする」という企画のYouTube動画なのですが、私はこの企画が大好きです。 書籍化のクラウドファンディングにも出資しました。 というわけで自分なりにその魅力を伝えるべく、『ゲームさんぽ考察』というテーマでいくつか記事を書いていきたいと思っています。 まず最初に今回は、「何が面白いのか?」という話について書いていきたいと思います。 当然ですが、「私が」何を面白いと思っているのか

          『ゲームさんぽ』はなぜ面白いのか

          クジラを食べている時にクジラをみるな

          タスク管理の本を呼んでいると、ときどきカエルやクジラを食べさせられることがあります。 カエルは「重要だが面倒な仕事を最初にやれ」というアドバイスが書かれた「Eat that frog!」とその引用でよく見ますね。 そしてクジラは「大きなタスクは小さいタスクに分けて処理しろ」という話で出てきます。 今回はこのクジラを食べる時の話について書いていこうと思います クジラを食べきる方法大きいタスクや目標は一気に片付けようとすると大変なので、小さいタスクに細分化してから順に片付けて

          クジラを食べている時にクジラをみるな

          「できない」との付き合い方

          当然のことですが、人にはできることとできないことがあります。 そして普段はあまり自覚しませんが、凡人はできないことが多いです。 それ自体は普通なのですが、「できない」に正面から出くわした時、自分にがっかりしてしまうことが結構あります。 そしてその「がっかり」によって挫折する、なんてこともよくあるのです。 筆者の記事をいくつか読んでくださった方はわかるかもしれませんが、何かを成し遂げるために筆者が最も重視しているのは「やめないこと」です。 というわけで今回は、「できない」とう

          「できない」との付き合い方

          「科学的根拠」という枕詞について

          最近の書店では「科学的根拠がある」と書かれているハウツー本をよく見かける気がします。 ダイエットや習慣づくり、勉強法など、多種多様な目的を達成するメソッドを紹介する時に、その方法が有効である根拠として論文や大学・研究所の実験結果を引用するわけです。 YouTubeの動画などでも、「こういう実験結果が出ているから、これは効果がある」という言い方をする人がいますね。 こういったハウツー本や動画において、この「科学的根拠」という枕詞はどのような印象を期待して使われているのでしょう

          「科学的根拠」という枕詞について

          無為に過ごした時間を取り戻す方法について

          「無為な時間を過ごしてしまった」と後悔するのは、誰にでもよくあることだと思います。 私達は、ついついTwitterを眺めて、動画を見て、あるいは寝てしまって、あまり有意義とは言えない時間の使い方をしてしまいます。 現代日本は、そういうことが起こりやすい環境が整いすぎているのかもしれません。 大昔に比べれば人間の暮らしは遥かに良くなりましたし、スマホは人間の注意を集める仕組みで溢れかえっています。 このあたりのことは、スマホ脳とか時間術大全とかに詳しいことが書かれていますね。

          無為に過ごした時間を取り戻す方法について

          連続達成記録より連続『不』達成記録

          達成感を感じるため、またそれによるモチベーション維持のために、連続達成記録に注目するというテクニックがあると思います。 XX日連続で運動したとか読書したとか、そういう記録をカレンダーやアプリを使って可視化するのです。 具体的な例で言うとJerry Seinfeldが昔やっていたというDon't Break the Chainメソッド、Habiticaの連続実行日数カウンター、Fit Boxingの「XX日継続中!!」という表示などがあります。 noteでもそういったタイトル

          連続達成記録より連続『不』達成記録

          「成長の実感」は本当にモチベーション維持に役立つのか

          一般的なモチベーション論では成長や成果を定期的に確認することが、物事の継続に有効であるように言われています。 目標が理想の体型にせよ資格の取得にせよ、自分は以前よりも目標の状態に近づいているという感覚は、確かに継続的行動を持続させるモチベーションとなるでしょう。 しかし、そもそも成長の実感を得ることは意外と難しかったりするのです。 そのため、成長の実感によるモチベーションの維持という方法は、いつでも誰にでも効果のある方法ではないと思うのです。 筆者は「成長の実感で頑張る」

          「成長の実感」は本当にモチベーション維持に役立つのか

          『許容』のススメ

          最初に言っておくと、「ありままの自分を受け入れよう」とか「あなたはそのままでいい」とか、そういう話ではありません。 もう少し優しくなくて、実践的な話です。 先日、絵に描いた餅を破り捨てるという「できもしない方法に執着するな」という内容の記事を書きました。 しかし、努力している最中でも満足できない現状に対して「耐えねばならんのだよ」とひたすら我慢し続けるのも、結構なストレスになります。 そしてそのストレスに耐えきれず、焦って継続できない負荷の高い努力に取り組み、挫折してしまっ

          『許容』のススメ

          絵に描いた餅を破り捨てる

          目標に向かって進むなら、できるだけ最短距離を進みたいものです。 そのために本を読み、ネットの記事を漁り、ツイッターの有識者っぽいアカウントをフォローして、効率の良い方法を探すわけです。 しかし、効率の良いやり方がいつも実行できるとは限りません。 特に筆者のような凡人は体力も忍耐力もないので、一番効率の良い方法を継続的にできることは非常に稀です。 それでも「最短距離で攻略したい」という考えはなかなか消えてくれないものです。 というわけで今回は、できもしない方法に執着するのは

          絵に描いた餅を破り捨てる

          気分 このしょうもなきもの

          人間の気分なんてそんなに大層なもんじゃない、ということを実感できたことが最近の大きな収穫だなと思ったので、書いていきたいと思います。 「退屈だと」「やる気が出ない」「なんとなく乗り気じゃない」 やるべきことに着手できないのでこういう気分をなんとかしたい、という時は割と対処のしようがあるのではないかという話です。 もちろん毎回必ずコントロールできるわけではないのですが、手順を心得ておけばなんとかなることの方が多いと思うのです。 本当に無理な時というのは意外と少ないのです。 (

          気分 このしょうもなきもの