わたしの春、ぼくの春

言葉たちをうまく扱えず困っているうち、ひとまず思うがままにペンを走らせることにした。そうしてふと、これは自分自身から出てくるものをどうにも受け止めきれない状態なのだと気づく。もっと、よりよく、そうした足りなさにとらわれて、がんじがらめになる。もっと優しく静かな文を、スルスルと綴ることができればいいのにと、もどかしさでいっぱいになる。春の温かさのように、やわらかで、優しくて、静かなことば。ふわふわとそこらに浮かんでいるのに、どうしてもうまく掴むことができないまま朝が来る。



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わたしの春、ぼくの春 - Velladon, Mizuki Misumi