おやすみなさい

遠く離れた街で眠る彼女を見ながら
相変わらず布団をかぶるのが下手で
朝は10時にも起きられない
強がったままなんとか生きてる
怪獣

はじめて夜を見た子供みたいに
あなたは世界に出会っている
今日に出会っている
事故っているように見える

きらい!とすぐ言うから
今までは好きだったよ!
と常に言われているようでドキッとする

私は歪なままここまで来た。
わかりきったことだけど、多分
あなたのきらいなところが多いだろうから
あなたが怒っている顔が好きなことは
まだ黙っていようと思う

イライラがまだ純粋図形を保っている
私のところまで届く
早く寝なさいな
白い肩をしまって
日焼けの跡を気にして
短い髪もすてきだね

何を言ってもきいてくれないのだから
文字に祈りを込めて

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