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土の本を紹介したい

今のぼくの最大の興味は「土」である。

数年前、自分が土のことをあまりにも知らないこと——に驚いた。なぜなら、土以上に「生きる」ということについて深いかかわりを持つものがあまりないということにはたと気づいたからだ。

我々は空気、水を抜きにしては生きてはいけないが、三番目に重要なのが土である。ちなみに、これらに比べるといかに「人権」が重要でないか分かる。そもそも人権は共同幻想なので存在しない。「自分」は「錯覚」だからまだあると思っても仕方ないが、幻想である人権を本気で信じていると必ず人生の最後に手痛いしっぺ返しが来る。

最近、土への思いが加速して、いろんな本を読んだ。そのうちの3冊を紹介したい。

まずこの本が一番おすすめである。ぼくは荒れ地がどういう構造(理由)で成立しているか考えたこともなかったが、そういうことを考えている人もいるのだ。そして、結論からいうと荒れ地は、水と空気の流れが淀むところで発生する。その淀みを直す役割を、荒れ地が担おうとするのだ。

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