20年後になくなる仕事、残る仕事、生まれる仕事を予測する:その2
約30年前から急速に広まったインターネットは、世の中の「連絡」にまつわる仕事をリプレイスしてきた。だから、連絡にかかわる職業がなくなった。象徴的なのがマスコミだ。それまでマスコミが連絡してきた数多くのニュースを、代わりにインターネットが連絡するようになったのだ。
またGoogle創業者のラリー・ペイジは、自社のサービスであるGoogleカレンダーについて、こう述べている。
これは一見いいことのように思えるが、裏を返せば世界中で大量の秘書が解雇されているということだ。なにしろGoogleカレンダーはタダで誰でも使えるのだから、賃金を必要とする生身の人間には歯の立ちようがない。そうして、世界中で連絡にかかわる人たちの仕事がなくなったのである。
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