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人と交際することに負担を感じる「非交際主義」が増えている

昨今は、あらゆる場面で「人と交際すること」の負荷や負担が高まっている。「それならいっそ交際しない方がいい」となっている人はとても多い。これは「個人主義」とはまた別に、「非交際主義」とでもいえるような状況だ。

とにかく人とつき合うのが面倒くさい、という人は相当数いる。そうして実際、交際しなくなる人も多い。かくいうぼく自身も、ずいぶんと人と交際しなくなっている。驚くことに、子供との交際さえ難しさを感じることもある。そうして、一人になるとホッとする自分に気づく。

これは必ず、子供にも伝染するだろう。つまり、子供は「非交際主義が当たり前」の価値観で育つ。そうなると、大人になったときどうなるのだろうか?

ぼくが子供の頃、非交際主義の人は社会にはほとんどいなかった。どこかにはいたのだろうが、文字通り人と交際しないので、子供であるぼくには知りようもない。ところが、今の社会で非交際主義の人と会うのは簡単である。まず、コンビニに行けばそれらしき人がたくさんいる。コンビニは、店員との交際が高度にマニュアル化されているので、どんな非交際主義の人でも煩わしさをあまり感じない。

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