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英語教育の需要は小学校だけじゃない! 「幼児向け英語」と相乗効果!

小学校3年生から「英語」が必修化

2020年度の新学習指導要領の実施により、小学校3・4年生では、年間で35コマ(週1回程度)の「外国語活動」がスタート。小学校5・6年生では、英語が「外国語」として国語などと同じ「教科」となり、年間で70コマ(週2回程度)の授業が行われ、成績がつきます。
 
こうした小学校での英語教育早期化の流れの中、親世代の意識も高まりをみせています。株式会社Colorが運営するWebメディア「ペラペラ部」は、2019年8月に、12歳以下の子どもを持つ保護者200名に対して、子どもの英語教育に関する意識調査のアンケートを実施。その中の「子どもが何歳のときに英語学習を始めましたか(始めたいですか)」の回答で、3歳までに始めた人(始めたい人)が42.5%、就学前までに始めた人(同)は67%と7割近くを占めています。近年、プリスクール(未就学児を対象に英語で保育を行う施設)や幼児向け英会話教材市場が拡大傾向にあることから、書店においても、幼児向け英語商材は今後注力すべきジャンルといえます。

幼児向け英語商材は売上増加

近年、幼児を対象とした書籍・開発品扱いの新刊が年30~40タイトル発売され、売上も伸びています。直近1年の売上は、前年比115%となりました。児童書ジャンルの売上は前年比98%であり、それと比較しても、書店店頭での需要が高まっていることがわかります(日販オープンネットワークWIN調べ)。また同ジャンルの1冊あたりの売上平均単価も2018年と比較し、+398円と増加、客単価が上がっています。要因として、同ジャンルを購入している世代では60代が全体の26.7%と一番多いことからも、孫へのプレゼントとして今後の需要が期待できます(日販WIN+調べ)。

店頭での展開ポイント

①幼児向け英語商材をまとめて展開
キャラクター商品や開発品扱いなどは、判型の違いから異なる売場で展開されていることがあります。新たな需要を喚起し、売場での訴求を高めるためにも、一か所にまとめて展開することをおすすめします。

②年齢に合わせたラインアップ
通信英語教材、英会話教室では年齢に合わせたサービスを提供しています。同様に子どもの発達段階に合わせた商品を展開すると、お客様が選びやすいです。
・【0・1・2さい】
 遊びながら、ネイティブの音声を繰り返し「きく」ことができる音の出る商品を展開。
・【3さい】
「きく」に加え、「はなす」もできる時期。聞いた英語の発話を促せる長めの歌やストーリーなどの商品がぴったり。
・【4・5さい】
「かく」にも挑戦できる時期。ドリルを使って、アルファベットから簡単な単語まで、「かく」に挑戦できる商品がおすすめ。

③売上占有の高い価格帯を品揃え
このジャンルの平均単価は約2,000円ですが、もっとも売上占有の高い価格帯は、4,000円代です(図表①)。高単価であるからこそ、プレゼント需要を狙い、在庫を常に切らさないことが重要です。特に12月はさらに売上占有率がアップします。

(note)幼児英語_売上

●専用拡材をご用意しています

(拡材)トップボード

▲トップボード

(拡材)B4パネル

▲B4パネル

「幼児向け英語」の展開をするための拡材をご用意しています。日販営業担当者またはMD課までお問い合わせください。

〇お問い合わせ先: 日販 マーケティング部 MD課
MAIL : nippan_md@nippan.co.jp

(日販 マーケティング部 MD課 加藤隼士)

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