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創刊70年の「日販通信」が、noteを始めます!

「日販通信」は、出版取次の日本出版販売(日販)が発行する書店向けのPR誌です。創刊は1950年5月25日、なんと70年もの歴史を持つ紙媒体です。メインとなる読者は書店経営者などの書店人ですが、出版社などの出版業界人にも読まれています。
「日販通信」創刊号の「発刊のことば」には、こう書かれています。

「業界を通じてのよき道しるべとしての灯台の如き光芒の発現を理想と致して居ります」

私たちはこの思いを引き継ぎながら、書店経営や店舗運営のノウハウから売場づくり・棚づくりまで、書店にまつわる幅広いテーマの特集や、旬な作家のコラム、書店員のおすすめ本、新規書店紹介といった情報をお届けしてきました。

今般、創刊70年の節目を迎えた「日販通信」は、Webメディア時代に合わせて、出版業界の情報を広くタイムリーにお伝えする「日販通信note」を創刊することにいたしました。
出版社・書店の動向や物流の現状など、出版業界の発展に資する情報を日々、取り上げていくほか、「日販通信」に掲載するメインコンテンツもこちらでお届けしていきます。

私たちがnoteを始める理由は2つあります。

1)「日販通信」の情報を、出版業界に広く届けたい。
これまで「日販通信」が伝えてきた特集や連載を、noteを通じて広くお届けしていきます。「日販通信」では毎号、出版業界のさまざまなテーマを深掘りした特集や連載など業界でも話題となる情報を発信してきました。これらの情報を記事単位で発信することで、これまで以上に多くの出版業界人にお知らせすることが可能となります。

2)日々のニュースを逐次提供し、質・量を拡充した情報をご提供したい。
出版業界の日々のニュースを随時、お届けしていきます。出版の輸配送や書店の維持・存続といった出版業界が直面する課題のほか、出版社の販売施策、書店店頭の売場の工夫、人事、決算といったニュースもご用意。従来より質・量ともに拡充させた記事をご提供いたします。

私たちは、「日販通信」を紙媒体としても発行し続けます。それは「日販通信」が、後世で出版史を研究する人たちに、活用される資料でありたいと考えているからです。

紙・Webの両輪となった「日販通信」。その第1弾となるのが、7月号(7月3日発売)の「新型コロナウイルス特集」です。

【コロナの時代を生きる 業界3者の対応からニューノーマルを探る】と題し、 書店・出版社・日販が、コロナ禍においてどのように読者に本を届け続けたかを、インタビューや寄稿などで紹介。トップインタビューには、有隣堂 副社長・松信健太郎氏に登場いただきました。
さらに、書店・出版社各社からは、「新しい生活様式」を踏まえた出版流通についての提言もいただいております。

「新型コロナウイルス特集」の内容は、7月3日より順次公開してまいります。また、この内容が一冊にまとまった「日販通信」7月号も、どなたでも購入可能です。

「日販通信」について
・奇数月5日発行(A5判・約50ページ)
・誌面内容:書店経営全般のノウハウ、新店舗紹介、作家や雑誌編集長のエッセイ、注目銘柄紹介 ほか
・年間定期購読料金:4,760円(送料込み) 頒価:本体638円(送料:1部92円)
・発行部数=5,000部(読者=書店90%、出版社・マスコミ・個人10%)
※お問い合わせ E-mail: senden@nippan.co.jp

2020年7月3日 日販通信編集部

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