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【店舗紹介】BOOKSえみたすポートウォークみなと店(愛知県名古屋市)

2021年9月17 日にオープンしたBOOKSえみたすポートウォークみなと店。ポートウォークみなとは、アピタと専門店からなる名古屋市港区にあるショッピングセンターだ。2年前から施設内に書店がない状態が続いており、たっての要望を受けて出店した。

館の商圏人口は、半径1㎞に2.4万人。国道23号線が近くを通るなど交通の便がよく、周辺には名古屋港水族館、レゴランド®・ジャパン・リゾートといった人気の施設もある。来店客は近隣の年配層を中心に、休日は家族連れ、平日はフードコートに立ち寄るビジネスパーソンの姿も多く見かける。

BOOKSえみたすポートウォークみなと店は、文芸書とともに、ご年配の方がお孫さんへのプレゼントとして購入する絵本が売上好調。そのため、児童書売場を広めに設定している。「本と雑貨の融合」をコンセプトに、ミッフィーやジブリ作品、はらぺこあおむしといったキャラクターごとに棚を作り、本と雑貨を一緒に展開。毎月第1・3土曜日におはなし会を開催し、缶バッチを作成するイベントを開催するなど、親子で楽しんでもらえる機会を増やしている。

また、BOOKSえみたす初の試みとして、小学生以下のお子さんを対象に「えみたすキッズクラブカード」を発行。税込1,000円以上の購入でスタンプを1つ押印し、数に応じてプレゼントを贈呈するスタンプラリー形式の企画で、順次、チェーンの全店舗へ拡大する計画だ。

キッズクラブRE

スタンプを集めるために来店してくれる子どももいて、“キッズクラブ”が店舗のファンづくりに役立っている。プレゼントを受け取った子が喜んでくれるのはもちろん、スタッフと顔見知りになり「また来るね」と声をかけてくれることも。

店舗は通路を挟んで売場が2か所に分かれているため、通路を活用した展開も検討中。棚にも面陳できる場所を多く設け、アイキャッチ効果を高める工夫をしている。

今後は、健康・家庭医学関連書の拡大など、客層に合わせたジャンルの拡縮や仕掛け販売の活性化などを考えている。「お客様に“また、来たい”と思っていただける、楽しい書店を目指している」と語る石原裕美店長。「お客様の好みをつかみ、ニーズにお応えできるような品揃えを実現し、この先もずっとこの地で継続していける書店になるよう、スタッフと一緒に頑張っていきます」

石原

店長 石原裕美さん

猪越記入済みBOOKSえみたすポートウォーク店 店内図

※店内図の丸数字は、キャプションの丸数字と同じ場所を示しています。

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①ランキングと話題書を表紙を見せた陳列でアピール

売場分割 2

②売場が館内通路をはさんでいるため、通路を活用した展開ができるのが特徴

絵本

③児童書はランキングやPOPの掲示でプレゼント需要にも応じた、選びやすいディスプレイ

グッズ

④「本と雑貨の融合」をコンセプトに、本とキャラクターグッズの併売で棚ごとに世界観を表現

ウクライナ

⑤「激動の世界情勢を理解するための一冊」として地政学の観点などから
アプローチしたコーナーを設置。POPに印刷されたQRコードからは、Tポイントでの寄付が可能

ビジネス

⑥平日は昼食がてら立ち寄るビジネスパーソンも多いため、一目でおすすめがわかりやすいよう展開している

ご当地本

⑦近隣には名古屋港水族館、レゴランド®といったアミューズメント施設がある立地。ガイド本をはじめ、ご当地本も豊富に揃える

読書グッズ

⑧しおりやブックカバー、エコバッグなど、本好きのお客様に向けた読書関連グッズも充実の品揃え

【店舗概要】

所在地    〒455-0805 愛知県名古屋市港区当知2‐1501
       ポートウォークみなと店2F
TEL       052(655)4758
FAX      052(655)4759
オープン   2021年9月17日
売場面積   124 坪(書籍・雑誌 約95坪、文具19坪)
営業時間   10 時~ 21 時(通常時)
従業員数   社員 1名、パート・アルバイト 7名
駐車台数   約1,700 台(共用)
SA機器   POS レジ 2台、ハンディターミナル 1台、NOCS7
設計・什器  バウハウス丸栄

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