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コロナの時代を生きる~Part2 出版社の対応②サンマーク出版、集英社

出版活動にも大きな影響を与えた新型コロナウイルス。出版社における体制変更や対策、今後の課題について聞いた。各社への質問項目については次の通り。

【質問項目】
①貴社の営業体制について教えてください。書店様向けにどのような対応を取られましたか。
②ジャンルごとの製作体制の対応について教えてください。
③コンテンツの無料公開などの展開や読者向けに実施されたこと。その反応や効果について。
④今回の緊急事態を受けて、今後の製作について、どのような戦略をお考えですか。
⑤今回の取次会社の対応への評価と取次会社に望むことは何ですか。
⑥この緊急事態を経て、今後、流通改革において急務と思われる点について教えてください。
⑦これ以外にも、書店様や業界全体に向けたメッセージがあればご記入ください。

サンマーク出版(営業部 部長 西川 毅 氏)

①営業体制と書店様向けの対応

3月中旬から時間短縮営業(12時~16時)を実施、緊急事態宣言を受け、全社員原則として在宅勤務、代表電話はクローズさせていただきました。同時にお問い合わせ、ご連絡用メールアドレスを設定(5月31日まで)。書店様への情報提供はメールとFAXが中心となりました。

4月30日、5月1日は休業日といたしました。

流通(出庫、返品)に関しましては、原則として通常どおり対応させていただきました。

6月10日現在、稼働のコアタイムは9時~16時、代表電話は12時~16時となっています。

②ジャンルごとの製作体制

書籍製作においては、紙業、印刷、製本いずれにもご尽力いただき、ほぼ通常通りのスケジュールで進めることができました。

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