生活_くらし_2

生活(くらし) 【あなたのうた #21】

『生活(くらし)』
作詞 澤 祐典 作曲 澤 祐典

ぼくの思いを君に 毎日とどけて
いつも いつも 欠かさないからさ

うまく言えなかったね ひどくぶきようで
こんなふうにしか ならないぼくを
笑って 愛してくれる

神様がひとの世界を 
そんなふうに決めたなら
悔やまれることだって 
意味があると思う

たましいが呼びあった 
そう言いたくなるような 
今日の日の こんな夕焼け

もう なかないで 大好きな君よ
ちいさな胸に 歌は流れて

そう その歌は 
かんぺきじゃ なくていい
その向こうで その向こうで 
伝わるはずだから

「君の心の重荷を 
 ぼくが降ろしてあげるよ 
 いっしょに いっしょに 
 しあわせになろう」

会えない日々をかぞえた 
待ち続けていた毎日に
終わりが来て いつの間にか
心は 置いてけぼり

どうしようもないくらいの 時もある 
生きてゆくことがとても 難しい日々
その向こうで その向こうで 
あなたに出逢った

今日の日が 四十年後も 
続いてゆくように 
こんなにも ああ こんなにも 
おだやかな毎日

ほかには なんにもいらないよ 
あなたと二人 
こうして いられたなら

ぼくの思いを君に 全部とどけて 
いつも いつも 変わらないからさ

おどろかせてごめんね ひどくぶきようで
こんなふうにしか できないぼくを 
笑って ゆるしてくれる

神様がくれた時間を 
君とずっと生きれたら 
ままならぬことだって 
意味があると思う

いてくれて ありがとう 
そう言いたくなるような 
人生が終わる その日の夕焼け

もう なかないで 大好きな 君よ 
ちいさな胸に 歌は流れて

そう その歌は 
かんぺきじゃ なくていい
その向こうで その向こうで 
伝わるはずだから

調子っぱずれの 愛の歌声 
だれにも歌えない ぼくのうた

ぼくの思いを君に 毎日とどけて 
いつも いつも 欠かさないからさ

昨日お渡しした『あなたのうた』。

これまでにないほど、どストレートなラブソングになりました。

この曲の特徴は、主人公が 60代のカップルであること。
ですから、歌詞にある「四十年後」というのは「100歳まで」という意味になります。

そういうリアルな「ずっと」を過ごし「人生が終わる その日の夕焼け」まで共にいられたら。

『あなたのうた』の中には、15分の中で語られていない事もしばしば現れますが、毎日、愛のことばを届けるというくだりは、実際聞かせていただいたエピソードです。

そのことに強く感銘を受けて、当初この曲の仮のタイトルは「ラブレター」にしていたのですが、彼にとってはそれが日常で、その習慣が彼女が生きる礎になっているのだな、と思い「生活」と書いて「くらし」と読むこのタイトルにしました。

当日は、昨日書いたとおり、ご自宅でお昼ごはんをごちそうになって、動画もそこで撮らせていただいて、まさしく「生活(くらし)」の中に招いていただいたような時間をすごしました。

やっぱり空間ごと人と出会えるのってすごくよくて、印象もお話になられたことも何重にもふくらんで豊かな感じがしました。ありがたかったです。

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