キャッチする時にあわてないこと。
今日、奥さんと近所の公園に行ってフリスビーをした。
フリスビーを投げるというのは、なかなか難しいもんで、僕の投げるフリスビーも奥さんの投げるフリスビーもあちこちに飛んでいった。何投かに一回、とてもうまくいくことがあって、その時にはフリスビーはびゅっと真っ直ぐ飛ぶのだけれど、なんでそう投げられたのか分からない。
飛んできたフリスビーをキャッチできると、うれしい。まるで出来のいいワンちゃんになったような気分で、ひょいっとジャンプして取ったりした時には誇らしい気持ちになった。
それで気づいたことなのだけれど、奥さんはフリスビーをキャッチする時にあわてる。もう手の中にフリスビーが入りそうなのに、アワワワッ!となってこぼれ落ちてしまったりする。「運動はにがてだ」と言っていたのがうなずける光景。とても微笑ましかった。
僕はどうしてるのかな、と思ったら、キャッチする直前にはフリスビーと息を合わせるようにしている。あわてるというよりは、体が透き通ってフリスビーと一体になるような感じがする。その瞬間に一番リラックスしているのではないかと思う。
そう思うと、僕らは日常でもいろんな「フリスビー」をキャッチし損ねているのかもしれない。もうすぐ手に入る、というところで緊張したり、あわててしまったり、「ぶつかって痛かったらどうしよう」なんて考えてしまったりしながら。
奥さんを笑っていた僕だって、人生においてそうやって何度も「フリスビー」を取り損ねて落っことしたことがあるに決まってるわけで、"神様” みたいな人がいるとしたら、笑ってる僕を「おまえもな」と笑っていたのかもしれない。
そんな春の日の公園は、みんなが笑っていて、なかなかいいと思う。
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