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気づいたらそうなっていた。

昨日の『声で逢いましょう』の最中に、また「草」の話になった。

どんな野草がおいしいとか、どれは食べられるとか。
そんな中、ある参加者さんが

「こういう状況になって食べることを見直した。」

と言っていた。それまでは仕事などにかまけて、今みたいにゆっくり立ち止まって料理をしたり食事をすることはなかったと。「食べることってすごく大事だと気づいた」とも言っていた。

わが家もおなじだった。奥さんの勤務形態が変わったこともあり、ゆっくり料理をしたり食卓を囲む時間がふえている。ホームベーカリーでパンを焼いてくれたり、摂ってきた草を料理してくれたり、食生活が急にゆたかになった。

公園にもよく行くようになった。靴下を脱いで、土に素足を付けているとじわーんといい感じがする。ひんやりしたり、温もったり、感触はちがってもいつもいい感じだ。そんなふうにしながら、外でお手製のパスタを食べたり、フリスビーをしたりする。

こんなこと、以前は全くしなかった。そうしたいと思うこと自体、なかった気がする。そう思うと、暮らしを揺るがす物凄く大きな変化の最中なのだけれど、それは自然に「気づいたらそうなっていた」というような感じで進行している。

僕らは理想や目標に近づこうとするとき「変わらねば」と思う。それに向かって奮闘努力するし、そういうのが奨励されたりもする。

でもこんなふうにナチュラルに訪れる大変化もあるのだ。気づいたらそうなっていた、という形で。

その感じがいいなと思っている。僕らは努力とは別のところで、案外すっとナチュラルに変われるのかもしれない。

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