声なき声をだす_

声なき声を出す。

たまたま、作家の坂口恭平さんが、こんなツイートをしているのを見た。

そうなの?と思いつつ、ちょっとわかる気もする。

以前、僕はこんな記事を書いた。

ここで夫婦関係(主にけんか)を通して、わかったこととして次の二つを挙げた。

① 言い過ぎないと、本当に言いたいことにたどり着けない。
② 聞いてもらわないと、本当に言いたいことにたどり着けない。

ここで示していたことは、坂口さんのいう「声になっていない声」を外に出す作業だったのかもしれない。

「そこまで言うか?!」とか「これを言ったらマズイかも」というところまで言ってはじめて、「そうじゃなかった」と本当の気持ちに気づく。

あるいは、話しているうちに話そのものが方向性を見出して、思いも寄らない結論にたどり着く。

そういうことが、僕にはよくある。

昨日も訳もなく悲しくなって、奥さんに話を聞いてもらったら、意外な結論に達した。それは妄想と言われてもおかしくないのだけれど、話しているうちに不思議な真実味を帯びて、僕自身が「説得」されてしまった。

そして元気になった。
こんな展開になるなんて、話す前はもちろん予想していなかった。

「話すこと」「聞かれること」って、どれほどパワフルなんだろうか。
状況がまるで変わっていなくても、心境が一変する。

そんなことを思っていたら、今月はやらなかった『あなたのじかん』をもう一度、やってみたくなった。

今度はもう一度、無償にしてやってみようと思う。

どんな話がきけるのか、その話にどう刺激されるのか。たのしみだ。

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