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この素晴らしき世界。

I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself

what a wonderful world

「歌えない」と思っていたところから「歌える」人生の扉をひらく『歌い手冥利』。

今日来てくれた方が、最後に歌ってくださったのが、この『What a wonderful world』だった。

いい歌だった。
じんわり来た。涙がでた。

そして、こう思った。

樹々の緑やバラの赤、そして

I see skies of blue and cloud of white

空の青さや雲の白さが鮮やかに見えるのは、もしかしたら、僕らがつらい思いもしてきたからかもしれないな、って。

目を覆いたくなるような出来事、うまくいかないあれやこれ、ゴシップ、犯罪、自然災害......etc.

そういうのばっかり見ていると「なんだよ、この世界!」って生きているのがいやになる。

人のいやな面をみたり、イライラしたり、話がこじれたり、そんなふうに過ごしていると、人付き合いがいやになって、ひどく孤独な気持ちになる。

でも、

I see friends shaking hands
saying how do you do 
They're really saying I love you

友たちは握手しあって「元気かい?」なんて言いあって、実は「愛してるよ」って言ってるんだ。

その人の歌声を聴きながら「そうかもしれないなあ」と思った。
そして、いつもそんなふうに「what a wonderful world」と世界を見られたらとも思った。

I hear babies crying, I watch them grow
They'll learn much more than I never know

And I think to myself
what a wonderful world

この曲を作られたボブ・シールさんは、ベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢みて、この曲を書いたという。

ボブさんは、1996年にすでに故人となられているが、『What a wonderful world』は、2019年の世界にも鳴り響いている。

赤ちゃんの鳴き声がきこえる。
彼らは育っていく。
そして、僕たちが知りようもないことを学んでいく。

なんて素晴らしい世界だろう。

僕らが、そして子どもたち、孫たちが亡くなっていくときに、そんなふうに世界が見えたらいいなと思う。

名古屋は昨日、梅雨があけた。季節は、夏だ。

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