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劇場版『SHIROBAKO』を見て

今日SHIROBAKOの映画を見てきたので取り急ぎ思ったことをメモしておく。(ネタバレ込み)


チームはなくなっても人は残る

予備知識はなにもなく、単にテレビ放送分を見て臨んだので、展開がどうなるかは特に知らなかったが、やはりというか、案の定というか、マイナスからのスタートだった。いろいろあって、テレビ版の時のチームは解体してしまい、ムサニには宮森含め若干のメンバーしか残っていない。

ムサニ自体はだいぶ寂しい描写になっていたが、ムサニを離れていった人たちはだいぶうまくいっている雰囲気で書かれていたように思う。チームを維持できるのが望ましいが、所属していた組織がダメになってもそこで働いていた人たちまでもダメになるわけではない。個々人のスキルや能力はチームがなくなっても失うものではないし、チームが変わった後もつながりは残る。自分もそうありたいと思う。


じたばたしてみよう

これは作品中で似たようなセリフが何度か繰り返されていたが、やりたいことがあるなら、やってみるしかないというのはその通りだなと。できるかできないかも大事だが、最初に考えるのはやりたいかやりたくないか。やりたいことならできないことでも頑張るしかないんだなと。


人の能力を見抜く

藤堂が先輩となって後輩に指導するときに、一人にはもっと細かくやるように指示し、一人にはもっと早く仕上げるよう指示をするが、どちらもイマイチ腑に落ちない様子。たぶん藤堂は仕事できる方の人間なんだろうなと。自分にできることがみんなできるとは限らないと同時に、自分にできないことができるかもしれない。自分一人で仕事している間はいいが、人と仕事するようになったら、相手の能力をしっかり把握できるようにならねばならない。


契約は大事

まさかまさかの業務委託契約書登場。ポジショントークにはなるが、ここはできれば専門家を呼んでほしかった。宮森と宮井で解決するというのが物語的に面白いというのは否定しないが。

実際に仕事しているとこういう場面に遭遇するが、揉めてから契約書持ってこられてもできることほとんどないからな。


現実の再現度

国分寺~中野あたりの中央線沿線が舞台になっているが、普段使っている路線なのでだいぶ見覚えがある。最後に出てきた吉祥寺の映画館はだいぶ前になくなってしまったやつ(サンロードの最後にあったやつ)ではなかろうか。一度も入ったことなかったけどもったいないことしたなと今更思ってる。

ちなみに、声優の事務所の風景がそれ声のものとなんか同じように見えたのだが、あれは青二の事務所がモデルなのだろうか。


おわりに

劇場版ではそこまで描写されなかったが、制作をやっている宮森の悩みや動きは、(やったことないけど)マネジメント業務でとても参考になるように思うので、「SHIROBAKOで学ぶプロジェクトマネジメント」みたいな本を書く人だれかいませんかね。

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