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石垣島自衛隊基地配備・ミサイル配備レポート

皆さんこんにちは、おかげさまで石垣取材も終え無事帰ってきました。
GO TOトラベルが再び始まり飛行機代やホテル代が高揚してレンタカーに関してはほぼどこも全滅で予約が取れずでしたが、なんとか普通に借りるよりも格安で貸していただきなんとか4日間の取材ができました。

今月3月4日からミサイル配備のために使う軍用機が早朝に運び込まれた、場所は具志堅用高の銅像がある石垣港の近くに白い壁を設置してそこにバスの集合場所と騙し打ちのように嘘の記述をし、そこにミサイル発射用の機材等が集積されていたのだ。
筆者は取材にいていなかったので、滞在期間中に現場がどのような感じだったのか確認しにいくと白い壁は外されており、バスの集合場所と書かれた張り紙だけがぐちゃぐちゃになって破棄されていた。

そこから12日後、遂にまともに住民説明会や住民投票なども行われず石垣島内でも賛否が分かれた状態で、戦後78年間、自衛隊基地や米軍基地がなかった石垣島に初めて「石垣島自衛隊駐屯地」が開設された、所属の自衛隊員は約570名で迷彩服姿の隊員が朝の7時ごろより通勤している姿が見られた。



抗議文と要請書を読み上げる住民と安樂陸三兵


現地で抗議してる上原氏は「西側の射撃訓練場側の工事も残ってたりまだ完全に完成していない、住民に説明もせず既成事実かの様に無理矢理開設するのは遺憾だ」と筆者のインタビューで語った。
そして8時よりマイクを使い迷彩服での通勤をやめてくれとお願いと抗議をした。
兄弟を戦争や飢餓そして親もマラリアで亡くし自身もマラリアに感染し生き延び反戦平和活動をしている山里節子氏(85)も自ら車で運転をし現場に訪れ直接自衛隊に「私は太平洋戦争を見てきた、あの頃と同じ間違いを繰り返すな、形あるものはいつか壊れる、あなたたちも私たちと一緒に真の平和を目指しましょう」と訴えた。


自衛隊基地の工事車両駐車場に立っている幟旗

今回新しくできた自衛隊駐屯地は元は一本橋しかなかった山で、そこが幸福の科学の人間が所有するジュ・マール楽園という名前のゴルフ場となり、その土地を唯一幸福実現党が議席を持っている石垣市議会議員の友寄議員が防衛庁に売却して今回の自衛隊基地建設が行われたというのが現状である。(因みに車で5分以内の場所に近くに小学校もある)


2022年12月19日に行われた石垣市議会で「長距離ミサイル配備反対」の意見書が野党、中立の賛成多数で可決されたのにも関わらず、ミサイル配備に関しては住民説明会すらも行わずに
18日遂に石垣島にミサイル配備が強行で行われた

こちらも4日と同じく前日の夜から4日と同じく夜の9時ごろから白い壁が設置されていた。


18日には早朝4時ごろに現場につき現場には警備員と船着場には自衛隊車両が何十台も並んでいた、因みに使用された港は海外の旅行客がクルーズ船を停泊する場所である、そこを防衛省が何ヶ月も前から18日に使用するため貸し切っていたのだ。
6:30ミサイル等弾薬が積まれたトラックを乗せた海上自衛隊の船が到着した。
抗議者らは「ミサイル配備反対、有事になっても島民を守らないと言ってるくせに帰れ、私たちが何をやったって言うんだ」と訴えていた。

ミサイルを積んだトラックを運ぶ海上自衛隊の船


そして次々とミサイルを積んだトラックの荷下ろしが続く中、全員サングラスをした機動隊が到着、抗議者の車が移動出来ないようにバリケードなどを作り、各地に交通課の誘導係を配置したりと準備を行なっていた。



そして9:30頃遂に機動隊が抗議者20名ほどを強制排除した後に港のゲートが開き車体の前後には火と書かれたミサイルを積んだトラックが大名行列を作り市道を走った。
筆者も追跡するためあらかじめバリケードより前に出していたレンタカーに乗り込みトラックの後ろに入った。


そしてサザンゲートブリッジを超えた後、石垣市の観光名所である730記念碑の前を通り自衛隊基地へと向かったのだ。
本来防衛の観点から見てもトラックで運ぶのはこれはあくまでも個人の感想なのだが、狙われる可能性もあり非常に危険であるが、そんなのは無視でトラックで運んだのは住民や抗議者らに反対しても無駄だと、どれぐらい反対しても強行でやるんだという政府側からのメッセージの様なまさにセレモニーパレード的な感じなのであろう。
その有様は「日常の中に非日常が加わった」異様な光景であった
しかし沿道で抗議していた方から話を聞くと通行人は「何が運ばれているかもわからない」と言ってたとのことだ。


そして22日遂に住民説明会が石垣市民会館で初めて行われた、1000人入る会場に170名と少なく一部ミサイル配備反対の住民らはボイコットをしたとの事だ。

しかしこの様にまともなプロセスや住民説明会も行われないままミサイル配備等が行われ、今後沖縄本島のうるま市与勝地域にもミサイル配備が計画されている。
今のロシアとウクライナの情勢を見ていても武器や弾薬等がある所が狙われるのは一目瞭然だ、その事とは裏腹に国会ではミサイルを購入するための防衛費増額であったり、今回の自衛隊配備、ミサイル配備であったりそして忘れちゃいけないのが辺野古新基地建設もだこれらの事から特に沖縄は軍事要塞化が無理矢理に進められようとしてる。
しかし多くの国民はこの事実を圧倒的に「知らない」という方が大多数である。
なので今後も少しでも多くの方に今起きている事実を伝えるために取材していこうと思う

今回の取材4万円ほどのマイナスが出ており厳しい状況です是非今後の取材のためにもご支援のほどよろしくお願いします。
https://note.com/nio_atsushi/n/n251d1d02b876

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