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江東区長選 あす投開票

 木村弥生前区長の辞任に伴う江東区長選は10日に投開票される。5陣営が立候補を届け出ており、各地で最後の訴えを行う。
 立候補を届け出たのは、いずれも無所属の新人で、元都職員の大久保朋果氏(52)=自民、公明、国民、都ファ推薦=▽元江東区議の三戸安弥氏(34)▽元国税庁職員の猪野隆氏(58)▽小児科医の小暮裕之氏(44)=維新推薦=▽元江東区議の酒井菜摘氏(37)=立憲、共産など支持=。
 自民や公明など主要政党からの支援を受ける大久保氏は、「安定した区政」を掲げる。小池百合子東京都知事らが連日応援に入り、東京都とのパイプの強さを印象付ける。
 江東区議2期目途中で挑戦した三戸氏は、議員時代に取り組んできた行財政改革などの実績をアピール。主要政党の応援がなく「完全無所属」を訴える。
 猪野氏は江東区在住50年など区に根付いたことを強調。区内で街頭演説などを3000回以上行ったとしている。
 小暮氏は、小児科医の実績や教育改革などを訴える。維新の国会議員らも応援に入り、「身を切る改革」に取り組むと強調する。
 酒井氏は、古い政治との決別のほか、妊娠や出産、子育て支援に取り組むと訴える。所属していた立憲の国会議員のほか、共産の議員も応援に駆け付け総力戦で臨む。
 投票は10日午前7時~午後8時、区内57カ所で行われ、即日開票される。選挙人名簿登録者数は43万1242人。前回は約20万人が投票しており、投票率がどうなるかも注目されている。

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