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戦後79年 平和を祈り

 8月15日に戦後79年を迎え、各地で追悼行事などが開かれた。ウクライナ戦争やガザ進行などが続く中、平和の大切さをあらためてかみしめた。
 東京大空襲の犠牲者の遺骨が納められている東京都慰霊堂(墨田区)。空襲で10万人以上が亡くなったとされ、江東区内で亡くなった多くの住民の遺骨も祀られている。この日は多くの人が手を合わせに訪れ、平和への祈りをささげた。
 戦後から79年が経ったが、ロシアとウクライナや、イスラエルとパレスチナとの争いは止む気配がない。こうした中で、あらためて平和への周知が重要になっている。江東区は、1986年に「江東区平和都市宣言」を発表。毎年平和の尊さを次世代に伝えるためパネル展を開いている。今年も江東文化センターと砂町文化センターで展示が行われ、東京大空襲関係の写真や絵画、戦争関連の資料などを展示した。
 東京大空襲・戦災資料センターでは、紙芝居やクイズなどを通して若い世代に平和の大切さを伝える取り組みを実施。14、15日には東京大空襲の体験者が自らの体験談を語り、平和の尊さを伝えた。
 来年は戦後80年。戦争体験者が減る中、平和への一層の周知が重要となっていく。

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