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第2回定例会閉会 公選法違反事件に言及も

 江東区議会第2回定例会は27日、補正予算案を含む議案すべてが可決され閉会した。次回の定例会は9月に開会される。
 第2回定例会では、通常大型の補正予算は組まれないことが多いが、今回は約75億円規模の補正予算案が提出された。自民系会派などが賛成し、共産などが反対に回ったが、賛成多数で補正予算は可決された。閉会にあたり、大久保朋果区長は木村弥生前区長の公職選挙法違反事件の裁判が確定したことに触れ「判決を重く受け止めている。判決の趣旨や内容を勘案し、今後具体的な検討を行っていく」と述べた。
 開会中は、各委員会で議案の審査や区からの報告が行われた。企画総務委員会では、まだ実施されていない返礼品付きふるさと納税について、7~8月に返礼品の募集を開始し、今年中にも実施していく方針が示された。
 区民環境委員会では、8月12日に実施予定の江東花火大会2024について、昨年より2000席増やし、計1万2000席にすると報告された。引き続き、予約制とし、区民無料席を3000席(前回より500席増)、5000円の有料席を9000席(同1500席増)にする。
 文教委員会では、区立幼稚園の今後のあり方に関する基本方針を改定し、現在16園ある区立幼稚園を段階的に減らし、令和9年度までに7園にすることが明らかになった。急速に減少する園児数の状況と保護者ニーズを踏

まえて方針を見直しを検討したという。
 厚生委員会では、8月から子育て家庭への家事・育児サポートの対象を3歳未満の子どもを持つ全家庭に拡大すると明らかにした。これまでひとり親家庭に限定していた。サポート事業では日常の掃除や買い物などの家事支援を1時間500円で受けることができる。

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