エロゲの公式サイトで正直になり、「18歳未満です」と言う
導入
エロゲの公式サイトに限った話ではないが、18歳未満の人に有害なサイトにアクセスしようとすると、こんな文が表示される。
あなたは18歳以上ですか?
[はい][いいえ]
さて、わたしは17歳だ。本来はこの問いに対して、[いいえ]を選ばなければならない。
しかし、この問いに対して素直に[はい]と答える18歳未満の人はおそらくいないだろう。
さて、ここでふと思った。
「この[いいえ]、選んだらどうなるの?」
ということで、今回の企画説明だ。
ほぼ全ての人が[はい]を選ぶこの選択肢で、[いいえ]を選んだら、一体何が起きるのか?
これは、多くのエロゲの公式サイトで正直に[いいえ]を選んで、何が起こるかをまとめた記事である──。
No.1ゆずソフト
さて、まずは王道、ゆずソフトから行こうと思う。早速、サイトにアクセスする。
◆著作権表記 “(c)YUZUSOFT/JUNOS INC.”
さて、早速お出ましだ。わたしは17歳。ここで[NO]を押すのが、当然だ。
ぽちっと。
なんと、Googleに飛んだ。確かに有効な手段だろう。
ちなみにYahoo!から検索したがGoogleに飛ばされたので、特にその辺は関係なさそうだ。
No.2:SAGA PLANETS
どんどん行こう。お次も大手、SAGA PLANETSである。
……なお、ここからは著作権の関係で画像は省く。まあ大体同じですが。
サイトにアクセスすると、例によって確認画面が表示された。もちろん、NOを選ぶ。
ぽち。
……なんと、TOKYO Disney RESORT®️の公式に飛ばされた。
確かに18歳未満が行くところかもしれないが、果たしてエロゲに興味を持つような人が行くだろうか。少なくともわたしはそこまで興味を持たない。
あと、今は休園中ですね。StayHome。
No.3:戯画
お次は戯画。バルドシリーズやキスシリーズで有名な大手である。
アクセスすると、当然例の確認画面が。ここでも[NO]を選んでいく。
ぽち。
今回は、戯画ホームページの「サイト利用にあたって」のページに飛ばされた。確かにこれまでで一番納得がいくが、こちらのサイトには戯画のバナーが多く用意されていた。おそらく、18歳未満に不適切ではない画像なのだろう。
No.4:FAVORITE
続いて、FAVORITE。
アクセスすると、[ENTER][LEAVE]の選択肢が表示された。どうやらこういうタイプもあるようだ。
もちろん、[LEAVE]を選択。
ぽち。
ゆずソフト同様、またもGoogleに飛ばされた。もしかすると、メジャーなのかもしれない。
No.5:Whirlpool
次にWhirlpool。ちなみに順番は思いついた順なので、特に気にしないでいただきたい。
こちらもFAVORITE同様、[ENTER][LEAVE]の選択肢。後者を選択肢していく。
ぽち。
またもGoogle。どうやらメジャーらしい。
No.6:Purple software
お次はPurple softwareだ。
久しぶりに感じる[はい][いいえ]の選択肢。当然[いいえ]を選ぶ。
ぽち。
……なんと、Yahoo!きっずに飛ばされた。
めちゃくちゃ懐かしい。あと「スナギモさんののりのりサーフボード」を返してほしい。昔相当やり込みましたね。
ともあれ、子供向けのサイトとして非常に適していることは間違いないだろう。
No.7:HOOKSOFT
続いてHOOKSOFT。
今回は[ENTER][LEAVE]の選択肢。後者を選ぶ。
ぽち。
またもGoogle。やはりこれが一番多いのか。
No.8:ASa Project
続いてはASa Project……と言いたいところだが、アクセスしてみるとそもそも[ENTER]しか用意されておらず、[LEAVE]の代わりか、下にコンシューマ版のリンクがあった。確かにコンシューマ版があることを知らせるのは良い考えだろう。
No.9:Qruppo
お次は「ぬきたし」でお馴染み、Qruppo。
こちらは「ぬきたし」「ぬきたし2」のどちらのサイトに飛ぶか選択してから、年齢確認が出るタイプのようだ。ひとまず「ぬきたし2」を選び、[NO]を押す。
ぽち。
こちらも、Googleに飛ばされた。なお「ぬきたし」の方も同様であった。やはりメジャーなのだろう。
No.10:ういんどみる
続いてういんどみる。
こちらは[18歳以上なので入ります]と[18歳未満なので帰ります]という独特の選択肢が表示された。もちろん、帰りますを選択。
ぽち。
やはりGoogle。お馴染みのパターンであった。
No.11:あかべぇそふとつぅ
続いてあかべぇそふとつぅ。
ここでは「あなたは18歳以上で、自己責任能力がありますか?」と表示された。なるほど。
自己責任能力はさておき18歳未満のため、[いいえ]を選ぶ。
ぽち。
ここまでくるとだいぶ予想できていたが、またもGoogleに飛ばされた。
No.12:ぱれっと
続いて、最近「9-nine-」シリーズでお馴染みのぱれっと。
こちらは丁寧に、[ENTER][LEAVE]の上にそれぞれ「はいる」「やめる」と書いてあった。子供にも優しい。もちろん「やめる」、すなわち[LEAVE]を選択。
ぽち。
こちらは、PSP版「ましろ色シンフォニー *mutsu-no-hana」のサイトに飛ばされた。コンシューマ版のスタイルはASa Projectと似ていると言えるだろう。
No.13:ALcot
続いてALcot。余談だが、ALcotのボーカルコレクションはiTunes等で普通に配信されている。エロゲソングは全年齢コンテンツである。
さて、サイトにアクセスし、[はい][いいえ]の選択肢。後者を選択。
ぽち。
またもGoogle。だいぶ見慣れてきた。
No.14:ま〜まれぇど
続いてま〜まれぇど。
こちらはQruppo同様、各作品のサイトに移ってから年齢確認をするスタイルだ。
ひとまず最新作「スタディ§ステディ」のサイトに飛び、[いいえ]を選択。
ぽち。
今回は、Googleニュースのサイトに飛ばされた。Googleのトップページは多く見てきたが、このパターンは初だ。
No.15:feng
残念ながら破産してしまったものの、数々の名作を生み出したfeng。サイトは残っているので、こちらも調査対象とする。
サイトに入ると[ENTER][EXIT]が表示された。[EXIT]を選択する。
ぽち。
今回は、Yahoo! JAPANに飛ばされた。Googleが多数派だが、Yahoo!派も少なからずいると予想できる。
No.16:minori
解散が発表されたminoriも、efをはじめ数々の名作を世に送り出したブランドだ。
サイトにアクセスすると、どうやらASa Project同様に入場以外の選択肢は用意されておらず、代わりに全年齢作品へのリンクが貼られていた。
No.17:Laplacian
さて、多くのエロゲ公式サイトを巡ってきたわけだが、これで最後となる。思い当たるエロゲブランドを大体書き尽くしたので、適当に色んなサイトを見て行ったら、ちょっと気になる表記があったこちらのブランドを紹介する。「キミトユメミシ」を無料で配信しているLaplacianだ。
こちらはQruppoやま〜まれぇど同様、各作品のサイトに飛んでから選択肢が表示されるのだが、その選択肢が[ENTER]と[LEAVE(健全なページへ)]であった。「健全なページ」と堂々と書くスタイルはこれまでに無い。期待が高まる中、後者を押す。
ぽち。
……なんと、横浜市にある「こどもの国」の公式サイトに飛ばされた。SAGA PLANETSの「TOKYO Disney RESORT®️」に通じるものがある。ちなみに、こちらも現在は休園中のようだ。
総括
今回、実に17ものエロゲブランドの公式サイトで「あなたは18歳以上ですか?」の問いに対して[いいえ]を選んだ。その結果、それぞれのサイトが18歳未満に対してどういう対応をとっているか、そのある程度の傾向がわかった。
こんなご時世なので、暇な人もいるだろう。そんな今、「いつもと違うことをやってみる」というのは、新しい発見をもたらすことが多い。
時間を有効に使うのもよいが、たまには無駄な時間を過ごすのも、悪いものではないように思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?