2023冬アニメ1話を40本くらい見たので感想をまとめてみた
導入
2023年になった。謹賀新年。
さてアニメの話だ。年が変わったということはつまり冬アニメの時期である。3ヶ月に一度の1話感想記事もアップを始めなくてはならない。
毎度毎度こんなことを長々と書いてもいられないので、手早く本題へ。まず、今期1話を視聴する、あるいは視聴した、ということもできるが、その作品を一覧で。
とりあえず、なんか多いことだけわかっていただければと思う。
それから、これは今回感想は書かないのだが、前クールからの継続作品として6作品ほど、これに再放送や劇場版のTV放送なども合わせて、ざっくり45作品ほど? を見る。これは2022年夏クールを超えて最高値である。流石に多少減らしてはいきたい。どうなることだか。
それから、どんな感じで見ているかという表も、例によって載せておく。他にも色々入っているが、それはまあ気にしないでも良い。ちなみにリアタイ用の番組表も作ったのだが、ここでは貼らないでおく。気になる方は、しばらくTwitterの固定ツイートにしておくので、そちらを参照していただきたい。
さて、そろそろ各作品の感想に移りたいと思う。例によって、放送中や直後のツイートを引用しつつ色々書いていく。あと、今回はYouTubeのPVを埋め込……もうと思ったのだが、なにせ40本近くあるので、プレビューの段階でめちゃくちゃ重くなって記事どころではなくなってしまい、泣く泣く「PV」の文字にリンクを貼る形となっている。まあただでさえTwitterのリンクで重いので、これ以上重くするべきではないという判断である。PVについては、まあ作品を知る一番の方法だと思うので、気になったらこれも見てみてほしい。次回以降どうなるかは現時点では未定。YouTubeで限定公開の再生リストを作って……とかでもいいかもしれない。まあこれにも問題があったりするのだが……そこは今回は触れないでおく。
齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定
日本の原作が、中国でアニメ化されて、それの日本語吹替版、ということらしい。珍しいパターンではないかと思う。
邪竜扱いされている草食ドラゴンと、彼(?)を慕う少女(つよい)がメインなのだが、ドラゴン(CV.大塚芳忠)が愉快なので割とそこが良さげな気がしている。ただドラゴンがかなりかわいそうなので、人は選ぶ……かもしれない。わたしもちょっときつくなってきてはいる……
氷属性男子とクールな同僚女子
ラブコメ、タイトル通りの2人が恋愛……するのかな? これは……
主人公の1人が雪女の家系で(物理的に)氷属性、という時点でかなりキャラが立っているが、サブキャラを含めたその他のキャラもかなり立っていて、飽きずに見られる。このような日常系に近い部類の作品はキャラに力がないと停滞してしまいがちだが、これはキャラの力が強く、とても見やすかった。
あと書くことがあるとすれば、これ。
スこんぶとは前クールの『Do It Yourself!!』のキャラ、ジョブ子の好物なのだが、どうやら冬月さん(クールな同僚女子)も酢こんぶが好き(公式設定)らしい。妙なこともあるもので……
人間不信の冒険者たちが世界を救うようです
これまたタイトル通り。それぞれ追放された4人が集まる話。
勇者パーティ、というのは、前クールの『ビーストテイマー』などにも出てくる、追放ものにはつきものである「追放する側」のことを指す。まあ理由は紆余曲折あれど、追放したわけなので、基本的にはロクな連中ではない(ように描かれている)のだが、この作品は追放、あるいはそれに似たことをされたキャラが少なくとも4人はいるわけなので勇者パーティも4組出てくる。理屈はそうだが、やはりこれだけ出て来られると、多少、身構える。
一方で、宿屋の女将はだいたい善人というのもまたファンタジーものとしては定石なわけで。その辺りを上手いことやっているので、安心して見られる、というのもあったり。
追放された者同士が集まる、というのは新鮮だし、埋もれるキャラもいなさそうなので、勇者パーティ側も含めて、今後も楽しみである。
転生王女と天才令嬢の魔法革命
公式曰く、王宮百合ファンタジー。1話は12月10日のYouTube先行で視聴。
1話はどうやらアニオリ展開だったらしいのだが、世界観とキャラクターたちの感情、そしてその関係がわかりやすく、良かった。メイン2人の関係性は『フリップフラッパーズ』にも近そうな感じがある。振り回す女と振り回される女の構図。かなり良さげな関係性な気はするので、毎週楽しみな作品になりそうだ。
テクノロイド OVERMIND
メディアミックス。アンドロイドたちがアイドルをやる、男性アイドルもの。
そもそも「滞納した電気代を払うため」という理由でアイドルを目指し始めるのも妙というか、アンドロイドらしいというか、という話なのだが、Cパートを中心に、凄まじいアニメだな……という感想を抱いた。アンドロイドなので、人類への反逆は欠かせないのかもしれない。(そうか?)
今期も楽しいアニメ体験が出来そうだという実感を持てた作品でもある。やはりアニオリは良い……
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇
ダンまち4期、2クール目。原作既読。
舞台は深層。ベルくんとリューさんは死にかけており、他の面々は下層で階層主と戦闘中、なお圧倒的戦力不足。もはや出会いも何もあったものではない。
原作を知っている身からしても、この4期は3期以前とは比べ物にならないほどつらいところなので、本当に息が詰まるようなアニメ視聴となっている……つらい……まあ見るのだが……
スパイ教室
落ちこぼれのスパイたちが天才スパイ(ただし教える才能はない)からスパイ技術を教わる、みたいな話。
スパイだからというわけではないが、1話時点では素性の知れていないキャラばかりなので、本当にここからどうなるか、といったところ。各キャラを丁寧に掘り下げてくれると、かなり好きになるかもしれないし、逆かもしれない。とりあえず見てみないことにはどうなるかわからないという感触。見る。
犬になったら好きな人に拾われた。
タイトル通り、お色気系(?)。豪華アーティスト陣によるOPが一部で話題の作品。
基本的に主観なので、主人公(犬)に感情移入が推奨される……と思うのだが、どうしても感情の差異を感じてしまった。理由はツイートの通りなので、人間だった頃の回想があるとかなり違ってくるとは思う。とりあえず次回も見ようとは思う。
OPとEDはめちゃくちゃ良い。この手の曲はいくらあってもいいですからね。
お兄ちゃんはおしまい!
TSアニメ、日常系寄り。1話は12月24日のABEMA先行放送で。
まず、よく動く。めちゃくちゃ動く。EDにおいてこれは顕著だが、本編も動く。『無職転生』のスタジオバインドが良い仕事をしている。こういう日常系のアニメだからこそ、この作画が生きてくるという場面もあったり。
内容としては、妹が兄に薬を盛ってTSさせるところから始まるのだが、この時点で妹のヤバさが出ている気もする。
あと、主人公のまひろ役が高野麻里佳さんなのだが、活動休止中なので、そういう意味でも貴重な作品ではある。というか主演がまず珍しい気もする。ファンとしては嬉しい。
原作も買った。おそらくアニメが終わるまでは読まないだろうが、ぼっち・ざ・ろっく!のように売り切れても困るので、早めに……
異世界のんびり農家
異世界でのんびり農家をするアニメ。ファンタジー農業枠であり、奇しくも、前クールの『農民関連』と同じく、待田堂子氏がシリーズ構成を務めている。
1話の内容としては、異世界に転生した主人公が、拠点を構え、農業を始める、という感じ。Minecraftをやったことがあるならば、まず木を手に入れ、道具を作り、鉄を掘り、バケツを作って水を汲んで……という流れが理解できるかと思うが、まあだいたいあれのイメージで間違いない。もちろん異世界ならではの要素も盛り込まれていそうで、かなり特徴的な作品になるだろう。個人的には、かなり好み。
冰剣の魔術師が世界を統べる
ファンタジー系。古のオタクには「石鹸枠」で伝わる、あの手の作品。
農民というのは、先の農家でも話題に出した「農民関連」のことだが、まあざっくり言うとTwitterで実況してて面白いということである。このアニメは多少……というかかなり、特徴が強い。というのも、突然筋肉が出てきたり、サンシャイン本渡(本人談)が出てきたりする。で、これがどちらもアニメオリジナルだと言うので驚きである。
まあそんなトンデモアニメなので、原作を知らないから言えるのかもしれないが、かなり面白おかしく見られるアニメではある。盛り込みが凄くて疲れることを除けば、少なくとも見ている分には、とても楽しいアニメだ。
Buddy Daddies
アニオリ。殺し屋の男2人が、色々あって子供を育てることになる話。
直前の冰剣のノイズはさておき、かなり良い感触のアニメだった。殺し屋の仕事のため準備した諸々のものが、子供によって全て楽しい道具に変えられるのは、まあ見ていて楽しい。子供にとっては全てのものが遊び道具と言うが、まさにそれである。シリーズ構成が『東京24区』の下倉バイオ氏であるため、シナリオ面でも期待できる作品だろう。
アルスの巨獣
アニオリ。巨獣のいる世界で少女と青年が出会う、ファンタジー系。TBS系列全国ネットのスーパーアニメイズム枠でアニオリというのも珍しい気がする。
やっていることは特段珍しいことではなく、よくあるアニメ1話の展開のような気はするのだが、キャラと世界観にかなり惹かれた。これから関わることになりそうなキャラクターも次々と登場し、かなり期待が持てそうであった。
また、様々なキャラに二つ名が付いているのだが、これも今後生きてきそうな感じはある。アニオリということもあり、かなり質の高いアニメーション体験ができそうな作品だろう。
ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん
これもタイトル通りな気はする。クラブアニメイトのオンライン先行上映に参加したので、放送より1日早く1話を視聴。
大まかな雰囲気としてはだいたい予想通りのものだったが、思っていたより遠藤くんと小林さんの側、つまりは現実世界のほうがちゃんとしていて、そちらも十分楽しめそう、という感触。悪役令嬢ものというジャンルはこれまでほとんど触れてこなかったが、ゲームプレイヤーという視点があり、そちら側にも物語が展開するとなると、面白いことになりそうなので、かなり期待できる作品だろう。
解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ
追放系。土曜22時台、通称“失格紋アワー”(2022年冬に『失格紋の最強賢者』が放送されていたことに由来する。ちなみにわたししか使っていない)に放送されている。
「失格紋」をはじめ、この時間に放送されるファンタジーアニメは主人公最強系が多い印象があるが、その系統に漏れず、この暗黒兵士も強い。ただ、魔法が使えないという点は解雇される真っ当な理由となっているので、展開に無理がない。確実に、“この手のアニメ”の一角に入ってくる。そんなアニメだ。
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
ラブコメ。ちなみにこの作品における「天使様」は比喩、というかあだ名であり、実際に天使というわけではない。
かなり久々に妄想に忠実なラブコメをアニメで見た気がする。クラス1の美少女が隣の部屋に住んでいて、ひょんことから不思議な関係が始まるという、典型的であり、突き詰めて書こうとすると難しいという、そんなジャンル。まあアニメ化しているわけなので、かなりその辺が上手い人が書いているのではないかと思う。
個人的にもかなり好きな部類のラブコメであるため、今後にも大いに期待していきたい作品だ。
UniteUp!
アニオリ……というよりメディアミックスか。男性アイドルもの。アニメの制作陣としては『明日ちゃんのセーラー服』の座組に近く、前クール『ぼっち・ざ・ろっく!』で話題となったCloverWorksの作品である。
ライブシーンから始まるのだが、ライブシーンの、ライブが始まる前の観客の動きだけで、これはもうCloverWorks流石となる。普通観客はあそこまで動かないと思うのだが……
1話は導入で、主人公がアイドルになるまでの経緯が描かれるわけだが、友人やら、母親やらと、周りの面々が少し怖いとまで感じられる。ただ、同じ男性アイドルものとしてテクノロイドがあり、そちらは溶鉱炉だったことを考えると、ずっとマシである。攻めるならテクノロイド、安定をとるならこちら、といった認識で良いと思う。安心して見られる作品……だと思う。たぶん。
TRIGUN STAMPEDE
TRIGUNの新作アニメ。声優が一新され、内容もところどころ変わっている……らしい。わたしは過去のアニメを見ていないので、初見となる。
そもそも母親が見ると言ったのでわたしもこのアニメを見始めたのだが、まあ映像はとても凄かった。映画みたいな始まり方であったし、銃の描写も良かった。3Dっぽいアニメだが、その利点を活かせていたと思う。
内容としては、過去作を知らない身からすれば普通に面白いと思うのだが、過去作を知る母親は「異世界のTRIGUN」とも言っていた。TRIGUNではあるが、知らないもの、ということらしい。過去作を知っているかどうかに関わらず、新しいものとして楽しめそうだ。
NieR:Automata Ver 1.1a
名作ゲームのアニメ化作品。わたしはプレイしたことはないが、名前くらいは聞いたことがある。ただ内容については全く知らない。
本編は、アンドロイド……いやオートマタというべきか、の、戦い方や特有の思考パターンなど、“らしさ”が出ている場面が多く、『Vivy』や『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』などを彷彿とさせた。ただ、妙に人間らしいところもあり、最終的にどちらに傾くのかは、よくわからない。
で、最後に人形劇があるのだが、そこではマルチエンドであるゲームのエンディングを紹介する、らしい。販促というよりは、アニメ化という側面が強いのかもしれない。
魔王学院の不適合者Ⅱ
ファンタジーアニメ、2期。主人公であるアノスは声が変わったり、Twitterを征服したりしている。
1期を見たのは放送当時のためそんなに覚えていたわけではないのだが、ちゃんと名前が表示されており、初見の人にも優しい仕様になっていた。……が、いかんせんキャラが多すぎるので、ついていけなくなりつつあった。1期を見返すか、他媒体で追うかした方が良いかもしれないとは思った。内容としては、ああこんな感じだったな、とはなったので、問題なく楽しめそうではあるのだが……。
ちなみに声優変更の件についても、1期をそこまで覚えていないのでアレだが、気になるほどでもなかったように思う。
最強陰陽師の異世界転生記
タイトル通りのファンタジーもの。キングレコード案件なので、土曜25時半枠である。
魔法が使えない代わりに呪いが使えるという陰陽師的な設定を生かしつつ、上手いこと話を展開していたように思う。あとキャラがかなり立っており、陰陽師の時点でかなり異質ではあるが、より一層特徴的な作品になりそうな予感はする。それと、主人公の声が落ち着いているので、安心感がある。花守ゆみりさんの声、本当に幅広いな……
老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます
タイトル通り。目的がしっかりしていて良いですね……
現実世界と異世界とを行き来できるようになって「じゃあ貯金しよう」となる時点でわかるように、かなりキャラの立っている主人公だが、それ以上に尖っているのがその兄、通称“イマジナリー兄貴”の存在である。故人であるということを除いて存在が謎だらけであり、それは演じている福山潤さんにとっても同じ(キャストコメントより)という、妙なキャラである。コイツの存在だけでも、見る価値のあるアニメな気はする。
あと特筆すべきこととして、最初に言語の壁があったということだ。多くの異世界アニメが「言葉は通じるのか」となる流れの中、しっかりとここを描いてくれることはありがたい。そういった点でも、応援したい作品の一つだ。
虚構推理 Season2
虚構推理、2期。例によって、1期は当時見たきりであり、そんなに記憶にないという状況。
1話はかなり世界観説明的な描写も多く、1期をほとんど覚えていないわたしのような人だけでなく、1期を見ていないという人も普通にここから入れそう、というレベル。個人的にも非常にたすかる。そしてこの1話を見ることで、なんとなくだがこのアニメの面白さを思い出してきたので、安定して楽しめる続編アニメになりそうである。
便利屋斎藤さん、異世界に行く
タイトル通り。『まおゆう魔王勇者』や『ログ・ホライズン』などの書籍化に関わった桝田省治氏が監修している作品でもある。
1話の中でいくつかの話をやるオムニバス形式のアニメなのだが、この手の作品としては珍しくその本数がかなり多いので、5分アニメを最終回まで見たような気分になる。別に悪いとかではないのだが、多少、疲れる。
これはこの作品に限った話ではないのだが、今期の異世界ものを見ていると、こういう気持ちになる。良い意味でどんどん捻くれていくので、ワンパターンにならないし、飽きがこない。“便利屋”がどうなるか、見守りたいと思う。
もういっぽん!
柔道アニメ。今期、スポーツものは貴重な気がする。
こうツイートしているものの、まあそんなに部員集めものとしての側面はなさそうである。というのも、主人公たちが入ることで部員数の問題が解決しそうだからだ。
さておき、内容としては、競技への情熱を取り戻す的な、スポーツものの典型な気はする。しかし、柔道という競技がどのようなものかわたしは詳しくないが、特徴的な作品にはなりそうな気がしている。
REVENGER
アニオリ。『魔法少女まどか☆マギカ』でお馴染み、虚淵玄氏の久々のオリジナルアニメのシリーズ構成担当作品である。
1話どころかそのアバンから、虚淵玄らしさが出ている。死と裏切り、そして復讐。こればかりは見てもらったほうがわかりやすいのだが、“らしい”作品だ。
このような復讐劇や、「REVENGER=利便事屋」のような言葉遊びも含めて、個人的にはかなり好きな部類の作品なのだが、重くなりすぎるとアレだな……というところはあったりする。まあ、重くなるのだとは思うが……
KJファイル(続編)
アニメと言えるかは微妙だし、普通に14話から始まるので特に新作でもない気もするが、まあ一応。怪獣を紹介する。5分枠で2本立てである。
この、博士たちが紹介をして、なぜか歌い、なぜか子供が笑って終わりという、変わらぬスタイルの構成なのだが、これがクセになる。ので、久々の供給に無駄にテンションが上がった。
まあ切るかどうか以前に5分なので、気楽に見られる。安定している作品だ。
吸血鬼すぐ死ぬ2
こちらも続編。ハイテンションコメディ。死ぬといってもまあ砂になるだけなので、平和ではある(本当に平和か……?)
基本的には単発のコメディ作品なので、2期というより「新しい話」というイメージが強かったのだが、気づかないうちにこんなにもキャラが増えており、こんなにもめちゃくちゃになってたんだなぁ……と実感させられた。キャラが多い分、当然引き出しも多いので、という話なのだが、まあ深く考えなくても面白ければOK!な作品ではある。頭空っぽで見られるアニメは、要る。
HIGH CARD
アニオリ。トランプモチーフのカードで異能力的な何らかが、みたいな。
これは本当に面白かった。が、説明が難しいところではある。とりあえず、世界中にばら撒かれたカードに能力があって、それをたまたま持っていた主人公が……みたいな話なのだが、設定とか、話の進め方とか、見せ方とか構図とか、その辺がめちゃくちゃ上手くて、面白い〜!!! ってなる。ので、とりあえず1話は見てほしい。最近は当たりのアニオリが多くて嬉しい限りである……
もののがたり
集英社系漫画原作。妖怪的なものがいて、戦う。
BS11でよくCMが流れてきたので(主題歌がARCANA PROJECTだったので)気になって見たのだが、PVやCMのイメージよりかなり取っ付きやすいという印象を受けた。復讐であるのは確かなのだが、戦闘描写だけでなく、和解だったり、共存だったり、そう言ったものも描かれそうな感じがある。まあ終盤までどうなるかはわからないのだが、気になるので追ってみたい作品。
あやかしトライアングル
ジャンプ系、かつTSもの。『ToLOVEる』シリーズでお馴染み、矢吹健太朗氏の作品。なお、わたしは「ToLOVEる」の方はほぼ触れていない。
世界観としては、妖怪の類がいる世界なので、そこは前述の『もののがたり』にも似ているのだが、雰囲気としてはだいぶ異なる。まあ矢吹作品なので当然そういうことにもなるのだが、TSも効いており、百合的な側面とも見て取れるだろう(ガチの人には怒られそうだが……)。普通に面白そうな感触ではあるので、かなり楽しみだ。
英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~
転生であり、そしてTSもの。今期3本目である。TSの時代だ……
英雄王が転生して女の子(つよい)になり、そして戦う。貴族階級とかその辺りの話も出てきたりと、まあこの手のアニメ(というか今期アニメにも相当数あるが……)ではよくある感じ。1話の時点で差が付けられる部分としては、主人公が相当なバトルジャンキーであること。ただこれがかなり効いてきそうで、今のところはまあ面白そうかな……? くらい。今後が楽しみである。
とんでもスキルで異世界放浪メシ
異世界でネットスーパーの能力を使ってメシを作る話。イオンネットスーパーをはじめ、サントリーやエバラが協力している。
ネットスーパーの時点でわかることだが、まあ異世界ものとしては異質。近年のスローライフものとしては珍しく、本当に戦わないし、別に主人公のムコーダは強いわけでもない。ただ、ある程度の初期資金とネットスーパーの能力があるので、護衛を雇って、メシを振る舞うことができる。で、美味いメシには人が、というか人以外も、集まる、という。そんな話。
このアニメの本領はマーケティングの力である。エバラのたれを買っていたのはTLでもわたしだけではない。リアルな商品がアニメの中に出てくるだけでもだいぶ面白いので、安定して視聴継続したい作品だ。
久保さんは僕を許さない
集英社系、ラブコメ。
ざっくり言うと、「高木さん」とか、あの手のアニメという認識で間違いない。もちろん色々と相違点はあるのだが、特に久保さん側の心情がかなり補完されているので、見やすくはある。メイン2人以外のキャラも気にはなるが、この2人のこういうのをずっと見ていたいというのは、この手の作品、というかラブコメ全般に対してよく思うことだ。齊藤佳子さんのキャラデザに惹かれて見始めたが、良質なラブコメが見られそうで良かった。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2
防振り、2期。1期を前クールの再放送で見返しているので復習は万全。1話は12月17日のYouTube先行で視聴した。
再放送で見返していたこともあって、「あの続きだ」という印象がかなりあるのだが、展開としてはちゃんと2期の1話だった。新しい層が実装されて、新しい装備、新しいスキル、新しいイベント、など。良い話数だったと思う。
そもそもわたしは現実世界サイドの話が好きで、彼女たちには彼女たちの現実がある、というのが、かなり良いと思う。そちらの方にも期待しつつの、安心感あるアニメ視聴になるだろう。
大雪海のカイナ
アニオリ……といっても漫画が先行しているので厳密にはよくわからない。『シドニアの騎士』の弐瓶勉氏の作品であり、既に劇場版が決定してもいる。
1話はまだ「プロローグ 前半」くらいの感じであり、もう1話見ないことには語れない気もするのだが、とりあえず世界観のスケールがとても大きいことはわかる。世界観だけ大きくてもストーリーがそれを活かしきれないと意味がなかったりするのだが、まあその辺はもう少し先でわかるだろう。とりあえずもう少し見て、だが、現状でもかなり面白いな……とは思うので、たぶんしばらくは見ると思う。劇場版も決まっているので……
D4DJ All Mix
D4DJ、アニメとしては2期。アプリの方も過去に多少触れていたが、ストーリーにはノータッチだったので、アプリのストーリーであるD4FESについては知らない。で、今回のアニメはその後の話であるらしい。
心配はあったものの、1期が個人的にかなり好きで3周くらいは見ていたこともあってか、Happy Around!やPeaky P-key、Photon Maidenのメンツが出てくると「いつもの感じだ〜!」となったし、他3グループについてもわずかな知識のみで「おもしれー奴ら……」となったので、D4FESを知らなくても十分楽しめる感じにはなっていた。とりあえず視聴継続は安定だが、アプリの方のストーリーが気になっている自分もいるので、そこはまあ、気が向いたら……
カードファイト!! ヴァンガード will+Dress Season2
will+Dressの2期であり、overDressから続くヴァンガードの「Dシリーズ」としては4期。ちなみにwill+Dressの3期は今年の7月放送開始予定で、「Dシリーズ」としては9期まで決定しているらしい。
舞台はアメリカ、再び描かれるユウユvsダンジ。もうこれだけでかなり“良い”ので、ここまで作品を追ってきた人にはもはや説明不要。言うまでもなく視聴継続である。が、まだ知らない人にもぜひ見てほしい作品だ。 ヴァンガードシリーズについて無知の状態でも、overDressの1期から追えば40話くらいで最新話に追いつける。かく言うわたしもoverDressから(主人公ショタが女装するらしいと聞いて)以前のシリーズを知らずに入ってきた人間なので、大丈夫。9期まであるらしいので、まだシリーズとしては序盤か中盤だ。まだ遅くないと思う。
総括
というわけで、これで全てである。
個人的に良かったのは、『お兄ちゃんはおしまい!』『HIGH CARD』『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』『アルスの巨獣』、あと続編で『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2』あたり。それから傾向として、転生やら追放やらのファンタジーものと、あとTS作品が多いな、というのはあった。まあ、今期も楽しいアニメ視聴になりそうだ。
さて、既に編集画面の右下に表示されている字数が10000字を超えているが、なんとか書き切ることができた。今期は数が多かったので大変だったが、まあその分良い記事になったのではないかと思う。
というわけで、また3ヶ月後に……
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